特別講演会「サイエンスとフィクションの間」開催のお知らせ
早稲田大学国際文学館にて、2023年10月9日(木)、特別講演会「サイエンスとフィクションの間」が開催されます。このイベントでは、山極壽一氏(総合地球環境学研究所所長、京都大学前総長)による講演と、小説家の小川洋子氏との対談が行われます。
講演の内容
山極氏は世界的な霊長類学者として知られ、特にゴリラの進化や生態についての研究で著名です。講演タイトルは「サイエンスとフィクションの間―ゴリラ学者がフィールドワークから考える」で、アフリカのゴリラの森に一年間住んで得られた貴重な経験をもとに、霊長類の進化や人間の本質について深く考察していきます。
講演後には、小川洋子氏との対談が行われ、「科学と文学」の接点についての貴重な対話が展開されます。野生の目を持つ霊長類学者と、ヒトの心の世界に分け入る小説家による異なる視点からの議論が期待され、参加者にとって非常に刺激的な時間となることでしょう。
開催概要
- - 日時: 2023年10月9日(木)14:00-15:45(予定)
講演50分、休憩10分、対談45分
- - 開場: 13:30
- - 場所: 早稲田大学大隈記念講堂大講堂(東京メトロ東西線早稲田駅より徒歩10分)
- - 言語: 日本語
- - 参加費: 無料(事前申し込みが必要、先着順)
定員に達し次第、募集を締め切ります。
申し込み締切: 10月6日(月)23:59まで
お申し込みについて
参加を希望される方は、事前にオンラインでのお申し込みが必要です。申込みは1名ずつの受付となりますので、複数名での参加を希望される場合は、それぞれでお申し込みをお願いします。
また、当日参加時には、自動返信メールの提示が必要となりますので、必ずお手元にご用意ください。万が一欠席される場合は、キャンセル手続きをお願いします。
講演者情報
山極壽一氏
1952年生まれ、霊長類学者としてゴリラ研究において名高い。京都大学を卒業後、同大学院で博士号を取得。ルワンダ共和国にて客員研究員としての活動の他、日本モンキーセンターでも研究を行い、さらには京都大学の総長を2020年まで務める。
これまでに数多くの実践的なフィールドワークを行い、野生ニホンザルや野生ゴリラの社会生態をテーマにした研究に従事し続けている。
小川洋子氏
1962年生まれ、小説家。早稲田大学第一文学部を卒業後、1991年に「妊娠カレンダー」で芥川賞を受賞。『博士の愛した数式』や『薬指の標本』など、国内外で高く評価されている数多くの著作を持つ。
最後に
この特別講演会は、科学と文学の交差点で生まれる深い対話を楽しむ貴重な機会です。興味のある方はぜひ、お早めにお申し込みください。