井原忠政の新作時代小説『真田武士心得』第一巻が登場！

井原忠政の新時代小説『真田武士心得』第一巻の発売

2025年10月7日、株式会社文藝春秋より作家・井原忠政さんの待望の新作『真田武士心得〈一〉右近純情』が発売されました。本書は井原さんが手掛ける「井原戦国三部作」の一環であり、これまでに発表された「三河雑兵心得」や「北近江合戦心得」に続く重要な作品となります。

戦国の憧れと成長の物語

物語の主役は鈴木右近、幼名は小太郎です。時代は天正17年、豊臣秀吉による闘争の禁止が敷かれている中で、名胡桃城の占領事件が起こります。この事件では、城代の鈴木主水とその妻が自ら命を絶ち、残された遺児である小太郎が引き取られ、真田昌幸の嫡男・信幸に仕えることになりました。

この作品では、「主君への忠誠」と「父を陥れた叔父に仇を討つこと」という二つの強い目標を掲げる小太郎が、武士として、また一人の人間として成長する姿が描かれています。子供から立派な武士へと成長する過程が、読者に感情移入を可能にするでしょう。

シリーズの幕開け

井原忠政さんは、脚本家としてのキャリアを経て、歴史時代小説に進出した作家です。「三河雑兵心得」シリーズや「北近江合戦心得」シリーズで多くのファンを魅了し、今回の新作でもその力量が発揮されています。特に、戦国時代の武将たちを描く際、足軽や無名の兵士たちを主役に据えることで、リアルな戦場の厳しさが伝わるよう工夫されています。

今後の展開とプレゼントキャンペーン

本書の発売に際し、続編である『真田武士心得〈二〉関ケ原純情』が2025年11月5日に公開されることも発表されています。ファン待望の続編を楽しみに待つ声も多いことでしょう。

さらに、井原忠政さんの「戦国三部作」の開幕を祝い、三社合同で実施されているプレゼントキャンペーンも注目のポイントです。対象書籍の応募券を集めて、オリジナルQUOカードをもらえるチャンスがあります。詳しくは公式サイトに掲載されている情報をチェックしてみてください。

井原忠政プロフィール

井原忠政（いはらただまさ）さんは神奈川県出身の作家で、中央大学法学部を卒業後、2000年に脚本家としてデビューしました。その後、小説家としても成功を収め、数々の賞を受賞し、特に歴史時代小説において高い評価を受けています。今後の活躍にも期待が寄せられています。

また、今回の新作には288ページというボリュームが盛り込まれ、税込803円で手に入ります。この機会にぜひ、井原忠政さんの魅力溢れる作品に触れてみてはいかがでしょうか。歴史とともに青春の物語が交錯する『真田武士心得〈一〉右近純情』は、時代小説ファンにはたまらない一冊です。