新潮社とCCPが提携、韓国市場で『ニコラ』の展開をスタート
株式会社新潮社(東京都新宿区)は、クリエイティブ・コンテンツ・プロモーション株式会社(CCP)と提携し、日本の人気ティーン誌『ニコラ』や『ニコ☆プチ』を韓国で展開することを発表しました。この取り組みは、日韓の文化交流を深めるだけでなく、若い世代の人材育成にも貢献することを目指しています。
CCPとは何か?
CCPは音楽、ファッション、スポーツを中心に多岐にわたるエンターテインメント事業で知られる企業です。代表取締役の大石斗夢氏は、10代の頃から音楽キャリアを築き上げ、ファッションやスポーツの分野へも活動を広げてきました。更に、彼の設立した株式会社MISSION GROUPは英国の「Premier Model Management」と提携し、国境を越えた数多くのプロジェクトを実現しています。
韓国市場への進出
新潮社とCCPの提携の初めの一歩として、韓国でのライセンス契約には、K-TIGERSとの協力が含まれています。K-TIGERSは、韓国国内で認知度が高く、Netflixの人気作『イカゲーム』を超えるヒット作『KPOP ガールズ! デーモン・ハンターズ』を手がけた製作チームです。彼らの影響力を活かし、若年層に向けたファッションやカルチャーの発信を行っていく計画です。
代表者のコメント
K-TIGERSの副会長である琴中粥氏は、新潮社の『ニコラ』が韓国に進出することに大きな使命感を感じていると語りました。彼は、K-TIGERSとeXtime Koreaの全国207道場や16万人のキッズ会員を基盤に、韓国でのニコラの活動を拡大し、メディアコンテンツ事業の強化も図りたいと考えています。
一方、CCPの大石斗夢氏は、『ニコラ』が多くのスターを生んできたことを踏まえ、この仕組みを韓国から始め、さらにアジア全域へと広げていきたいと願っています。また、新潮社のニコラ事業部の部長、酒井逸史氏は、韓国市場への挑戦が新しい風を吹き込むと信じています。
今後の展望
新潮社とCCPは、韓国を足がかりにアジア全域への展開を計画しています。台湾、香港、シンガポールといった日本文化が人気の地域へと順次広がることを目指しています。また、次世代スターを発掘し、彼らが国際的に活躍できるよう育成する仕組みを築くことも計画されています。デジタルとリアルを融合した新たなイベントやコンテンツの展開にも力を入れていく方針です。
未来へのビジョン
この提携は単なるライセンス契約にとどまらず、日本の知的財産を国際的に発信する新たなモデルケースとなることが期待されています。そして、エンターテインメント業界全体に新しい可能性を切り拓くものとして注目されています。
会社情報
- - K-TIGERS 代表者:アン・チャンボム 事業領域:公演イベントの企画・管理、映画・音楽制作等
- - CCP 会社名:クリエイティブ・コンテンツ・プロモーション株式会社 設立:2021年4月10日
- - 新潮社 所在地:東京都新宿区 事業内容:出版業全般
この新たな取り組みが、日韓の若者たちにどのような影響を与えるのか、今後の展開が楽しみです。