川崎で路上演奏
2025-07-01 12:10:57

川崎駅前で路上演奏の登録制を導入、音楽のまちを推進

川崎駅前広場で路上演奏の登録制を試行



川崎市では、川崎駅東口駅前広場において、路上演奏に関する登録制を試行することになりました。この取り組みは、地域の音楽文化を守りながら、公共の通路としての機能を保つことを目的としています。地域での音楽活動がより多くの人々に楽しんでもらえるよう、一定のルールのもとで安心して演奏ができる環境を整えることが期待されます。

取り組みの背景



近年、川崎駅東口駅前広場での路上演奏は、SNSでの告知により観客が増加する一方で、大音量や夜間の演奏に対する苦情も多く寄せられていました。このため、川崎市では、音楽文化と公共の場との調和を図るため、演奏者を登録制にすることを決定しました。神奈川県内の自治体における初の試みとして、2023年8月から2024年3月までの期間中に実施されます。

具体的な運用について



この登録制度は、川崎市と「音楽のまち・かわさき」推進協議会が主導します。演奏希望者は、専用のウェブサイトである「音楽のまち・かわさき」協議会のホームページから、ガイドラインを確認した上で登録申請を行います。演奏者には「川崎駅東口ストリートミュージックパス」という登録証が発行され、これを持参することで指定されたエリアで合法的に演奏ができる仕組みです。

実施期間と場所



試行期間は2023年8月1日から2024年3月31日まで。演奏が行われる場所は、川崎市川崎区駅前本町の川崎駅東口駅前広場で、道路使用許可を得た上で運用されます。演奏者は、登録証を提示したうえで演奏を行うため、周囲とのトラブルを避けることができます。

周知活動とキャンペーン



この新しい取り組みを周知するために、川崎市では掲示物の設置やチラシの配布を行います。また、ホームページやSNSを通じて情報発信を強化する予定です。さらに、2023年7月12日には「音楽のまち・かわさき」のキャラクター、かわさきミュートンと共にチラシを配布し、試行開始についての周知を行います。

今後の運用について



アンケート調査や演奏者、通行者からのフィードバックをもとに、今後の適切な運用方法を検討し、2024年2月末までに次年度の具体的な実施内容を発表する予定です。

この取り組みが、川崎市の音楽文化をより豊かにし、市民と一緒に楽しむ空間を生むことに期待が寄せられています。今後の展開に注目です。


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