初学者に優しい疫学の教科書!
株式会社医学書院から、初心者向けの疫学書『基礎から学ぶ 楽しい疫学第5版』が2026年1月19日に発売されます。この教科書は、疫学を「楽しく」学ぶための道具として、長年にわたり改訂が行われてきました。著者の中村好一氏は、自治医科大学名誉教授であり、宇都宮市保健所の所長としても活躍されている方です。彼のユーモア溢れる語り口は、学びのプロセスをより魅力的にしています。
目次の概要
本書は、全13章からなり、疫学の基礎知識をしっかりと身につけることができます。具体的には、以下の章が設けられています:
1. 疫学とは
2. 疾病頻度の測定
3. 既存のデータ
4. 疫学研究方法
5. 偏りと交絡
6. 因果関係
7. スクリーニング
8. サーベイランスと疾病登録
9. 臨床疫学
10. 疫学に必要な統計
11. 疫学と倫理
12. 疫学の社会への応用
13. これからの疫学、疫学のこれから
これらの章を通じて、疫学研究の方法やバイアスの概念、さらには統計解析の手法についても理解を深めることができます。特に第10章では、平均の差の検定や相関係数の検定といった、疫学を支える重要な統計処理が詳しく解説されています。また、付録には「本書の数式を理解するための数学の基礎知識」が新たに追加され、数学が苦手な方でも安心して学べる内容となっています。
読者層の広さ
この書籍は、看護師や栄養士、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった医療系学部の学生から、医師や公衆衛生の専門家まで、幅広い支持を得ています。その理由は、わかりやすさにあります。多くの学校で教科書として採用されており、多くの学生がこの本を通じて疫学の基本を学んでいます。
読む楽しみを提供
さらに、本書には隠れた魅力があります。それは脚注です。細かい情報や関連知識が散りばめられており、読むことでより深い理解が得られます。このような工夫が、単なる教科書を優れた学びのリソースに変えているのです。「疫学って楽しい!」というメッセージが、しっかりと伝わる構成になっています。
出版の背景
株式会社医学書院は、1944年から医学や医療に特化した専門書の出版を行っており、医療の進歩に貢献する情報を提供しています。治療年鑑や看護・医学の専門書籍など、多様な資料を通じて、医療従事者や学生の支持を集めてきました。本書もその一環として、おそらく多くの読者に新たな知識の扉を開くことでしょう。
新刊『基礎から学ぶ 楽しい疫学第5版』は、A5サイズで240ページ、定価は3520円です。心豊かに疫学を学ぶ素晴らしい機会を、多くの方に提供する一冊です。