愛され続けた幼児誌『げんき』、ついに31年の歴史に幕を下ろす

幼児誌『げんき』、31年間の感謝を込めて休刊へ

株式会社講談社が幼児向け雑誌『げんき』の休刊を発表しました。2025年11月28日（金）に発売される「2026年１月号」をもって、その歴史に幕を下ろします。1994年に創刊されて以来、31年間にわたり多くの子どもたちとその保護者に愛されてきた本誌は、幼児誌としての役割を果たしてきました。

創刊からの歩み

『げんき』は、未就学児を対象にした雑誌で、「あそびながらまなぶ」「親子で楽しむ」をテーマにした内容が特徴です。創刊当初から多くの人気キャラクターと共に親子の時間を彩り、様々なコンテンツを提供してきました。子どもたちにとって親しみやすいキャラクターや、遊びながら学べる企画が盛りだくさんで、毎号楽しみにしていた家庭も多かったことでしょう。

休刊の理由と感謝の意

今回の休刊は、出版業界を取り巻く環境の変化や、読者のライフスタイルの変遷を考慮した結果であります。長年愛されてきたからこそ、今回の決定は多くのファンにとって驚きと悲しみをもたらすことでしょう。それでも編集部は、「長い間のご支援に感謝したい」と強調しています。誌面を支えた読者や関係者への感謝の気持ちが込められた休刊発表でした。

未来への展望

とはいえ、『げんき』の理念である「親子で楽しみながら育つ」という考えは、今後も継承されていくことが発表されています。『WEBげんき』というデジタルメディアや、体験型の知育シリーズ『げんきリアルMOOK』など新しい形で、子どもたちの成長をサポートし続ける方針です。デジタル化が進む現代において、親子で楽しめるコンテンツを提供することは、今後ますます重要になってくるでしょう。

終わりに

幼児誌『げんき』の休刊に伴い、31年間の歩みを振り返ることができました。多くの親子にとって思い出深い存在であり続けたことは、編集部にとっても大きな誇りです。これからの講談社の取り組みにも期待し、新しいメディアで親子のハッピーな時間をたくさん作っていただきたいと願っています。最後に、これまで本誌を愛してくださったすべての方々に心から感謝申し上げます。