『ANTIPODAS』来日
2025-05-21 17:24:28

フロレンシア・オスの傑作『ANTIPODAS』、杉並公会堂での来日公演

フロレンシア・オスの『ANTIPODAS』が日本で上演される



今年の夏、フラメンコ界の新星フロレンシア・オスが杉並公会堂の小ホールにて、人気作品『ANTIPODAS』の来日公演を行います。開催日は7月14日(月)と15日(火)、各日3回の公演が予定されています。この公演は、本場スペインに根ざした洗練されたフラメンコを、より多くの日本の観客に届けることを目的としているDESEADO(デセアード)主催のものです。

フラメンコ・コンテンポラリーの広がり



フロレンシア・オスの『ANTIPODAS』は、近年スペインで注目されているフラメンコ・コンテンポラリーというスタイルを体現した優れた舞台芸術作品です。この作品は、フラメンコの伝統を重んじながらも、より自由な表現を求める新たな潮流を象徴しています。

スペインでは、さまざまなジャンルのアーティストとのコラボレーションが進み、独自のスタイルを模索する若手アーティストが次々と登場しています。フロレンシア・オスもその一人で、彼女の作品は多くの国の舞台で上演されてきました。

双子の美しい共演



『ANTIPODAS』は、フロレンシア・オスと彼女の姉妹であるイシドラ・オリアンの二人による、非常にミニマルな作品です。二人はそれぞれを強く支え合い、互いに影響を与えながら、舞台上で魅惑的なパフォーマンスを繰り広げます。作品は、“ドッペルゲンガー”や“影”といった神秘的なテーマを通じて、自己のアイデンティティや二重性についての深い探求を行っています。

オスは、この作品を通じて二人の女性の存在を描くことを意識し、観客に新たな解釈の余地を残すように意図しています。タイトル『ANTIPODAS』は、対蹠地を意味しており、地球の反対側というコンセプトからも、二人の存在の深い繋がりを感じさせます。

フロレンシア・オスの成功物語



フロレンシアはチリ出身で、スペインのフラメンコ界で輝かしいキャリアを築いてきました。彼女は数々の名だたる舞踊団で活動し、2019年にはコルドバのフラメンコ・コンクールで優勝するなど、その才能を世界に示しました。2021年には初のソロ作品『ANTIPODAS』を発表し、フラメンコ界の新人賞を受賞。その後も多くの国々にオファーが寄せられ、今なお上演が続いています。

舞台の美しさと日本初演



今回の公演は杉並公会堂の小ホールという親密な環境で行われるため、観客はフロレンシアのダンスやイシドラの演奏を至近距離で楽しむことができます。シンプルな舞台装置と淡いアースカラーの色彩は、二人の表現を引き立て、迫力と美しさを感じさせるでしょう。

その結果、観客は過剰な演出がなくとも、舞台から生まれる美意識を存分に味わうことができるはずです。また、衣装や音楽にもこだわりが感じられます。特にフラメンコに必要なリズムや動きが際立っており、イシドラのチェロと歌声がフロレンシアのダンスに絶妙に融合しています。

チケット情報と魅力のまとめ



チケットはS席が13,800円、A席12,000円、B席が8,800円となっており、グループ割引も利用可能です。公演は初めてのアジア上演となるため、この貴重な機会をお見逃しなく。フロレンシア・オスの『ANTIPODAS』を通じて、フラメンコの新しい魅力を体験してください。詳細情報やチケット購入については公式サイトを確認してください。公式サイトはこちら: 公式サイト


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