京都で特殊詐欺防止の防犯パレードが盛況に実施される

京都で特殊詐欺防止の防犯パレードが開催

2025年10月11日、京都市役所で警察庁特別防犯支援官の松本利夫氏が中心となり、特殊詐欺防止のための防犯パレードが行われました。このイベントは「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」というプロジェクトの一環で、全国47都道府県警察と連携し、詐欺被害を未然に防ぐための啓発活動を展開しています。

防犯パレードの目的

本プロジェクトチームは、全国で増加する特殊詐欺の問題に対処すべく、被害の実情や防止策を地域住民にわかりやすく伝えることを目的としています。松本支援官は、参加者に向けて詐欺の手口や最新の状況を解説し、特に高齢者だけでなく、若年層にも詐欺被害が増えていることを危惧しています。

詐欺の傾向と手口

松本支援官は、「現在は20代の方々も詐欺の被害に遭うケースが増えてきています」と警鐘を鳴らしました。主な手口として「警察官騙り」があり、偽装された国際電話番号からの着信が多いことを指摘。具体的には、実在する警察署の番号を偽ってかけてくることがあり、「本物の警察官がSNSを通じて調査を行ったり、警察手帳や逮捕状の画像を送ることは絶対にありません」と警告しました。

国際電話への対策

防犯対策の一環として、松本支援官は「国際電話利用休止の申込」について説明しました。これは、特に最近の特殊詐欺で多用される国際電話番号からの着信を自宅の固定電話で受けないようにするための有効な手続きです。この申し込みを行うことで、安心して電話を利用できる環境を整えることができます。

松本支援官は具体的な申し込み方法を説明し、「国際電話を使用しない家庭では、この手続きが非常に有効です。是非この機会にお申し込みいただき、大切なご家族を詐欺から守ってください」と呼びかけました。