仲 思遥が初著書『選ばれない国ニッポン』を出版
株式会社Lincの代表、仲 思遥氏が、初の著書『選ばれない国ニッポン ―外国人材を誘致するための5つの提言―』を幻冬舎より2026年3月2日(月)に出版することが発表されました。外国人材の採用に深く関わる仲氏は、近年の日本社会における外国人材の現状に強い危機感を抱いており、その思いをこの書籍に込めています。
出版の背景
2025年には特定技能外食業での新規受け入れ停止が決定され、今後は外国人材を数で確保する現状から、如何に彼らを定着させ活躍させるかが企業にとっての重要な課題になるでしょう。日本の実質賃金は過去30年間ほぼ横ばいであり、円安により外国人材の収入も目減りしています。これにより、かつて日本が人気の就労地であったベトナム人にとって、今や台湾がその地位を奪ったのです。仲氏は、多くの外国人から「日本が選ばれる国でなくなってしまった」との言葉を受け、この書籍の執筆を決意しました。
書籍の内容
本書は全6章にわたり、外国人材の誘致に向けた「5つの提言」を展開します。
第1章:労働力不足時代の到来
現在、労働力不足が深刻な問題となっており、それに伴い外国人材なしでは多くの産業が成り立たないという現実が描かれています。もはや「外国人材を受け入れるか」という議論自体が過去のものとなっているのです。
第2章:受け入れ枠拡大の限界
特定技能の受け入れ枠が拡大されていますが、実際には台湾やシンガポールとの競争に遅れを取っています。繁雑な入国管理手続きが障壁となり、日本に来たい外国人材が集まりにくくなっている現状が指摘されています。
第3章:企業と外国人材のマッチング
採用プロセスにおけるミスマッチが定着を妨げているとの認識を持ち、データとAIを駆使した新たな評価手法を提案しています。実際の事例を交え、マッチングの精度向上に向けた有効なアプローチが説明されます。
第4章:外国人生活者の困難
外国人が日本で生活する上で直面する困難も重要なテーマになっています。住居や医療、教育など、働く場だけでなく生活環境の整備が急務であることを強調しています。
第5章:キャリアパスの必要性
外国人材を一時的な労働力としてではなく、日本社会を支える長期的な仲間にするためのキャリアパスサポートが必要とされます。これによって、特定技能への移行支援などが提言されています。
第6章:「選ばれる国」への転換
入国管理制度の簡素化や多文化共生社会の実現に向けた提言が最後に提示されています。地域と企業が連携し、成功事例を共有することで持続可能な成長を果たす道を示します。
著者の仲 思遥氏について
仲 思遥氏は1991年に中国・瀋陽に生まれ、来日後は慶應義塾大学で法学を学びました。野村證券での経験を経て、2016年に株式会社Lincを創業し、外国人材のキャリアや生活支援のためのプラットフォームを提供しています。不都合な日本社会の現実を理解し、その解決策に真摯に取り組んでいる彼は、すでに多くの外国人から信頼を寄せられています。
株式会社Lincについて
Lincは「日本に来て良かったを最大化させる」という理念のもと、外国人材が就職し、安心して生活できる環境を整えることを目指しています。テクノロジーを活用したマッチングシステムを通じ、少子高齢化が進行する日本において、国籍に関係なくチャレンジできる社会を構築しています。
書籍情報
- - 書籍タイトル:選ばれない国ニッポン ―外国人材を誘致するための5つの提言―
- - 著者:仲 思遥
- - 出版社:幻冬舎
- - 発売日:2026年3月2日
- - 定価:1,760円(本体1,600円+税10%)
- - ISBN:978-4-344-69425-5
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この本は、今後の日本における外国人材の位置付けを再構築するための貴重な一冊となることでしょう。