ヴァイオリニスト廣津留すみれ、心に響く新アルバム『11 Stories』をリリース

2025年9月24日、世界的に知られるヴァイオリニスト廣津留すみれの新作ソロ・アルバム『11 Stories』が、自身のレーベル「Hatch Music」からリリースされます。ハーバード大学とジュリアード音楽院を卒業した彼女は、演奏活動だけでなく、テレビ出演や教育活動など多岐にわたって活躍しています。この新アルバムは、彼女が幼少期から大切にしてきた“音楽の物語”を詰め込んだ往年の名作を中心に構成されています。

音楽の原点を辿る

『11 Stories』には、廣津留すみれが子どもの頃から慣れ親しんできた楽曲が揃っています。特に、クラシック音楽の巨匠フリッツ・クライスラーの作品に光を当てることで、彼女の音楽的な原点や個性が色濃く表れています。聴く人々にとって、どこか懐かしさを感じられる楽曲が多く収められており、クラシックファンだけでなく、初心者にも楽しめる内容となっています。

名曲の数々

その中には、私たちが一度は耳にしたことのある名曲が収録されています。たとえば、燃えるような情熱を感じる「ツィゴイネルワイゼン」や、リズム感が楽しい「ルーマニア民族舞曲」、そして深い世界を描くイザイの無伴奏作品など、どれも聴き応えがあり、ヴァイオリンの魅力が十分に堪能できます。これらの楽曲を通じて、廣津留すみれの独自の表現力が引き出されており、心に響く演奏をお楽しみいただけます。

ピアノとの絶妙な harmony

アルバムのピアノパートを担当するのは、河野紘子。爵士楽団との共演経験も多く、非常に多才なピアニストである彼女は、廣津留すみれとは長年のパートナーとして知られています。息の合った演奏が作品全体に深みを加え、音楽的なハーモニーを生み出しています。二人の絶妙なコンビネーションによって、『11 Stories』の楽曲はより一層の感情をもたらすことでしょう。

クラシック音楽を身近に

「クラシックは難しい」と感じている方にも、是非一度聴いてみてほしいアルバムです。『11 Stories』には、心にスッと入り込むような洗練された名曲が詰まっており、ヴァイオリンの豊かな表現力をじっくりと味わうことができます。クライスラーや他のクラシックの名作を通じて、クラシック音楽の卓越した美しさを体験できる一枚となっています。

レーベル「Hatch」の思い

アルバム名に冠された「Hatch」は、英語で“卵がかえる”という意味を持ちます。この名称には、殻を破り新しい世界へ飛び出す瞬間を象徴する意味が込められており、音楽の新しい可能性に挑戦する姿勢を表しています。

コンサート情報

新アルバムのリリースに伴い、廣津留すみれと河野紘子による CD発売記念リサイタルが各地で開催されます。例えば、9月13日の三重での公演や、続く日程で行われる愛知、東京、静岡等での公演が予定されています。この機会に二人の生演奏を聴きに足を運ばれることをお勧めします。

アルバムまとめ

『11 Stories』は、クラシック音楽の魅力を再発見させてくれる素晴らしい作品です。収録曲は55分を超えるボリュームで、演奏は2025年4月に彩の国さいたま芸術劇場で収録されました。これから多くの人に愛される一枚となること間違いありません。興味のある方はぜひ、下記の配信リンクをチェックしてみてください。

アルバム配信リンク

新たな音楽の冒険に、廣津留すみれの『11 Stories』がどのように貢献するのか、リスナーの皆さんと一緒に楽しみにしたいと思います。