国立映画アーカイブで追悼上映企画「逝ける映画人を偲んで」開催

逝ける映画人を偲んで - 2023-2024

国立映画アーカイブで、「逝ける映画人を偲んで」という特別上映企画がスタートします。この企画は、2023年1月1日から2024年12月31日の間に亡くなった80名以上の映画関係者を追悼し、それぞれの功績を振り返るためのものです。84作品、60プログラムが用意されており、それぞれの作品を通じて映画人たちの偉業と情熱を顕彰します。

追悼対象の映画人たち

本企画では、多岐にわたる分野の映画人が追悼対象となっています。監督の小沼勝や中島貞夫、山際永三、龍村仁、福間健二など、独自の映画文法で名作を生み出した作り手たち。また、久里洋二や田名網敬一、武田純一郎など、アニメーションや実験映画、科学映画の分野においても足跡を残した作家たちが含まれています。さらに、美術や装飾などの作品の世界を支えたスタッフたち、演技で特別な光を放った俳優たちも登場します。彼らの作品を観ることで、映画の魅力と唯一無二の存在感を再確認することができるでしょう。

上映予定作品

追悼する映画人たちの名作が上映されます。例えば、俳優の赤塚真人の『同胞』、プロデューサーの阿部秀司の『Love Letter』、そして声優の大山のぶ代出演による『ドラえもんのび太と鉄人兵団』などがラインナップされています。上野山功一の『ハイティーンやくざ』や、犬塚弘の『魔界転生』も必見です。様々なジャンルとスタイルの作品が一堂に会し、映画ファンにはたまらない貴重な機会となること間違いなしです。