民具の魅力を再発見!公式図録の発売
株式会社美術出版社が、ウェブ版「美術手帖」の人気連載を基にした展覧会「民具これなーんだ?」の公式図録を2026年6月26日に発売することを発表しました。この展覧会は、民俗学者・宮本常一によって美術大学に遺された膨大な民具コレクションを基にしており、武蔵野美術大学美術館で2026年6月15日から8月1日まで開催されます。
民具の深い意味
日常生活に密着しながら作られ、使われてきた「民具」は、暮らしの知恵が詰まった形状を持っています。その造形は、デザイナーの手を借りずに生まれた「デザイナーなしのデザイン」とも称され、独自のアイデアと身近な素材への深い理解から生み出されてきました。この映像の中に隠された民具の魅力を、それぞれの視点で再解釈しようとする試みが展覧会の目的です。
公式図録の構成
公式図録は、大きく3つの章に分かれており、第1章では、「『〇〇の民具』これなーんだ?」という題名のもとに15のテーマで民具を分かりやすく紹介しています。それぞれのテーマにおいて、豊富な図版とともに詳しい説明が加えられ、ページをめくるごとに「これなーんだ?」という問いに対する答えが現れます。また、全国の様々な民具が一つのテーマにつながり、興味深いエピソードが展開されます。
第2章では、収蔵庫見学の体験が疑似的にできるページが組まれており、多数の民具を並べ比較する中で、それぞれの特徴や違いが視覚的に浮かび上がるように設置されています。このセクションは、民具の理解を深めるための重要な機会となります。
第3章では、民具が「メディア」としてどのような役割を果たすかに焦点を当てています。この章を通じて、民具が持つ潜在的な記憶や誰かの物語を宿していることを考え、美術やデザインの学びや制作に与える影響を見つめ直します。
さらに、充実したコラムも収録されています。「どう見えた?民具と『見立て』」や「どう違うの?民具、民藝、そして産業工芸」といったタイトルのコラムは、民具についての理解をさらに深めるための補足知識を提供しています。
書籍情報
本書『民具これなーんだ?――民俗学者・宮本常一が美術大学に遺した民具コレクション』は、監修を加藤幸治、編集を武蔵野美術大学 美術館・図書館が担当。価格は2,400円(税別)で、A5判並製の160ページにもわたる内容で、ISBNは978-4-568-10601-5となっています。Amazonなどで購入可能です。
美術出版社について
美術出版社は、1905年に設立されて以来、一貫して高品質な美術関連書籍を提供し続けています。定期刊行物や美術展のカタログ制作、アートを通じた人々とのつながりを深める様々な事業に取り組んでいます。その多彩な活動を通じて、アートのある生活の実現を目指しているのです。詳細は
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美術という視点から私たちの日常生活に潜む美しさを再発見できるこの公式図録。ぜひ手に取って、新しい知識や発見を楽しんでみてください。