トランスコスモスが運営するエンターテインメント越境ECサイト「Geek Jack」が、株式会社Vと共同でメタバースクリエイター向けの新たなサービスを提供開始しました。近年、バーチャルYouTuberの人気が高まり、メタバースやVRの世界でのクリエイター活動が活発化する中、クリエイター達が制作に没頭できる環境を整えるための支援を目的としています。
「Geek Jack」は、バーチャルYouTuberをテーマにした商品を幅広く取り扱っており、2023年からはVRChat向けのアバターや衣装サービスも開始。これにより、さらに多くのクリエイターが自らの創作物を世界中に販売できるプラットフォームとなっています。
今回始まった「モデサポ!」サービスは、栗原光汰氏が代表を務める株式会社Vとのパートナーシップにより実現しました。このサービスは特にVRChat内でアバターやアクセサリーを制作するクリエイターを対象とし、制作業務以外の業務を効率よくサポートします。具体的には、DM対応や翻訳、利用許諾管理の代行、さらには事務作業全般の支援となります。
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DM対応:購入者や検討者からの問い合わせを代行
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翻訳:商品説明文や画像内のテキストを主要外国語に翻訳
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利用許諾管理代行:創作物の第三者利用に関する管理
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事務作業代行:マーケットへの出品など、様々な事務作業を全面サポート
それに加えて、オプションメニューにはデバッグ作業や衣装対応、画像・動画制作が含まれています。これにより、クリエイターは衣装制作後の煩わしいチェック作業や、アバターへの衣装適用といった負担を軽減できます。さらには、宣材画像や動画の制作もプロの手に委ねることが可能です。
「Geek Jack」は2019年から、日本発のVTuber関連の音声商材や、200キャラクター以上、10,000点を超える商品を取り扱い、デジタル商品に留まらず物理商品も200を超える国々に提供しています。また、メタバース関連の3Dモデルデータや音楽商材の取り扱いも強化していく予定です。
一方、株式会社Vは「メタバースで暮らす人々がより良く過ごせるインフラ作り」を使命に掲げ、メタバース・VR領域における多様なビジネスソリューションを提供。VRChatをはじめとしたプラットフォームでのマーケティング支援やコンテンツ制作、イベントの企画・運営も幅広く行っています。
トランスコスモスは1966年の創業以来、優れた「人」と最新「技術」を融合し、高品質なサービスを提供することに力を入れています。2030年には、世界36の国と地域に185の拠点でオペレーショナル・エクセレンスを追求し、顧客企業の競争力強化を図ってまいりました。
今後、トランスコスモスと株式会社Vの協力により、メタバースクリエイターの新たな可能性がさらに広がることが期待されるでしょう。クリエイターが思う存分創作に打ち込める環境が整うことで、これまで以上に魅力的なコンテンツが生まれる日も近いのかもしれません。