『サライ』2026年4月号の特集内容
2026年3月9日に発売された『サライ』最新号では、創刊36周年を迎えるにあたっての特別企画として、「演芸 令和の名人」をテーマに、落語・講談・浪曲の話芸の魅力を深く掘り下げています。これらの伝統芸能は、日本文化の真髄そのもので、観客を魅了するスーパースターたちによる舞台の裏側を知ることができる貴重なチャンスです。
特別鼎談「人間国宝 そろい踏み」
特集の目玉となるのが、「人間国宝」の称号を持つ三人の巨星、落語家・五街道雲助さん、講談師・神田松鯉さん、さらには浪曲師・京山幸枝若さんの鼎談です。重要無形文化財保持者であるお三方が一堂に会する光景は、今までに類を見ない貴重な場です。彼らの各々の芸の道、弟子の育成、そして未来に向けた展望について、熱く語り合っています。
落語の魅力
特集の冒頭を飾るのは、落語の深遠な世界。春風亭一之輔さんや柳家喬太郎さん、桂二葉さんなど、著名な噺家たちが集結し、彼らの個性や技術に迫ります。また、シンガーソングライターのさだまさしさんによる特別寄稿もあり、落語の奥深さについての彼の視点が綴られています。
撮影された舞台の瞬間
一之輔さんの最近の公演「下北のすけえん 春風亭一之輔ひとり会」では、観客を笑いの渦に巻き込む瞬間が記録された写真も掲載されています。この映像からは、彼の独自の古典落語の解釈と、新たな魅力が強調されています。
講談の進化
続いて、講談に焦点を当てます。神田伯山さんや一龍斎貞鏡さん、田辺いちかさんが登場し、彼らがどのようにして古き良き物語を新たな解釈で届けているのかが紹介されています。特に「連続読み」のスタイルでの講談の醍醐味については、臨場感が伝わる楽しみ方が提案されています。
迫力の演技
新春先取りのお正月イベントでの神田伯山さんの公演ショットも掲載されており、観客を虜にする語り口が一目でわかります。
浪曲の面白さ
浪曲では、玉川奈々福さんや玉川太福さんといった注目の浪曲師たちがその魅力を伝えます。特に、彼らと曲師の掛け合いが生むライブ感は多くのファンを魅了しており、その技術を余すことなく特集で紹介しています。
珍しい経歴を持つ玉川奈々福さん
玉川奈々福さんの活躍ぶりは、ただの演者にとどまらず、多くのプロジェクトを展開する“総合企画者”としても活躍しています。彼女の意外なバックグラウンドや、現在の取り組みについても興味深く語られています。
季節感あふれる特集
特集の後半では、「花見旅」と題し、春から初夏にかけての美しい風景を楽しむ旅の魅力を紹介しています。鉄道沿いに広がる花の名所や、話題の鉄道写真家・中井精也さんが語る「ゆる鉄」写真の撮影法についても詳しく触れています。
生きる伝説、玉川祐子さんのインタビュー
また、103歳を迎えた曲師・玉川祐子さんの生き方にも焦点が当てられており、その豊かな人生経験と浪曲への情熱が伺える内容となっています。彼女の言葉からは生きる勇気と、芸を通して誰かに喜びを伝えたいという強い意志が伝わってきます。
まとめ
『サライ』4月号は、令和の名人たちの物語が詰まった一冊。読み応えがあり、視覚的にも楽しめるビジュアルが盛りだくさんで、芸能ファンには必見の内容です。中身の濃い特集を楽しみに、ぜひお手に取ってみてください。