向坂くじら展「あいむほーむ」が話題に!
代官山のアートシーンで新たな注目を集める「向坂くじら展アイムホーム」が、2025年6月20日から29日までの期間限定で開催されます。この展示は、現代詩人である向坂くじらの詩集『アイムホーム』の出版を記念するもので、「家」をテーマにしたまったく新しいインスタレーションアートです。展覧会が行われるDAIKANYAMA GARAGEspace2では、普段の生活空間の一部に溶け込む形で詩が存在しており、訪れる人々はリアルなモノに触れながら詩を体験することができます。
向坂くじらのクリエイティブな世界
向坂くじらは、2022年に埼玉県桶川市で「国語教室ことぱ舎」を設立し、小中高生の国語指導を行っています。リーダーとしての一面も持ち、Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」としてアーティスト活動も展開中です。彼の作品には詩集『とても小さな理解のための』や、エッセイ集『ことぱの観察』、小説『いなくなくならなくならないで』などがあり、文字を通じて様々な表現を追求する姿勢が感じられます。
展覧会の詳細
「向坂くじら展アイムホーム」は、代官山のDAIKANYAMA GARAGEspace2にて行われ、会期中の開場時間は11:00から19:00(最終入場は18:30)です。入場料は1,200円(税込)で、今展では詩人自身が手掛けた作品を直に体感できる貴重な機会が提供されます。
展示会場内では、特別に設けられた「家」の各所に、抽象的なオブジェから具体的な日用品まで、モノの形を借りた詩がちりばめられており、来場者はそれらを触れたり、見ることで、向坂の詩に新たな意味を見出すことができる仕組みになっています。これにより、生活の一部としての詩の役割を問い直す機会を提供します。
書籍も先行販売!
本展と合わせて、向坂くじらの詩集『アイムホーム』も会場内で先行販売が予定されており、一般書店での発売日は2025年6月30日です。この詩集の内容に触れることで、展示作品の理解を一層深められるでしょう。書籍は四六判の並製で、200ページから成り、価格は本体2,000円+税という手ごろな設定です。
まとめ
向坂くじら展「アイムホーム」は、現代において詩がどのような形で生活に寄り添えるのかを問う、非常に興味深い展示です。文学の可能性を新たに発見するきっかけとなるこの作品群をぜひご体験いただきたいと思います。生きること、生活すること、そして詩が私たちの身の回りにどのように存在しているのかを、改めて感じる一幕となるでしょう。お見逃しなく!