新刊紹介『ヒーロー新型コロナVSぼくたち』
株式会社新興出版社啓林館より、文研出版ブランドから新しい児童書『ヒーロー新型コロナVSぼくたち』が全国の書店で販売開始されました。この本は、新型コロナウイルスがもたらした影響の中で成長する子どもたちの姿を描いた作品です。
物語の概要
本書の主人公は小学二年生の守。物語は、彼の新型コロナウイルスの流行で始まり、学校が閉鎖されるところからスタートします。6月に学校が再開するものの、親友の祐子は不在。守の父親は、花屋を経営しながら病院での応援活動に従事し、家庭の状況も厳しい中で物語は進行します。学校生活は以前のようにはかつてのようにはいかず、運動会や学芸会の中止、給食時の「黙食」が強いられるなど、様々な新たなルールが設定されています。
この本では、新型コロナに負けずに、子どもたちが仲間や家族と支え合いながら、日常を取り戻していく様子を描写しています。特に小学生の心情や不安感、その中での成長過程をリアルに描くことで、読者に共感を呼び起こします。
編集者の言葉
新型コロナウイルスの影響を受けた私たちが今、どのように過ごしてきたのか、そしてどう成長していったのかを振り返る重要な作品です。2020年に初めてコロナウイルス患者が報告されて以来、私たちの生活は大きく変わりました。この作品は、愛知県西尾市の小学校長が実際の出来事や子どもたちの活動を元に執筆し、彼らの感情や体験を多くの人々に伝えるものとなっています。
著者と画家の紹介
本書は、今本政勝氏により執筆されました。彼は愛知県西尾市で校長として勤務し、教員としての経験を生かした児童文学を書いています。明るく希望に満ちた物語を通じて、コロナ禍の子どもたちの思いを表現しています。今本氏にとって、これは初の児童書であり、多くの子どもたちに影響を与える一書です。
また、挿絵は黒須高嶺氏が担当し、彼の豊かな色使いや表現力が物語を一層引き立てています。彼は様々な児童書に携わる実力派の画家であり、その作品群は多くの賞を受けたものです。
商品詳細
- - 商品名: 『ヒーロー新型コロナVSぼくたち』
- - シリーズ: 文研ブックランド
- - 対象年齢: 小学校中学年以上
- - 判型: A5
- - 価格: 1540円(本体1400円+税10%)
- - ISBN: 978-4-580-82720-2
- - 詳細はこちらをご覧ください。
この物語は、希望に満ちた未来を信じ、家族や友人との絆を強める手助けとなることでしょう。コロナ禍を乗り越えようとする全ての子どもたちにとって、この本は心の支えとなるはずです。