『はいつくばって』
2026-08-21 11:57:22

ミランダ・ジュライが描く中年期の葛藤と希望を描いた最新作『はいつくばって』

新たな境地を切り開くミランダ・ジュライの最新作



ミランダ・ジュライが9年ぶりに発表した長篇小説『はいつくばって』が、8月26日に新潮社から刊行される。短篇集『いちばんここに似合う人』で注目を集め、映画監督やパフォーマンス・アーティストとしても才能を発揮する彼女が描くのは、「中年期」と「更年期」というテーマ。アメリカでの出版と同時に引き起こされた反響は、まさに旋風と呼ぶにふさわしいものだ。

関連の推薦文と著者の魅力



この作品の推薦コメントは作家の西加奈子さんから寄せられている。彼女は、ミランダの作品に対する深い愛情を持ち、「ミランダ・ジュライにしかもらえない勇気がある!」と力強く表現した。物語は、45歳の成功したアーティストがドライブ旅行中に出会った若い男性を通じて、自身の内面と真剣に向き合う様子を描いている。変化し続ける自身の身体、セックス、結婚の喜びや悲しみ、さらには女性としての人生そのものへの探求が展開される。

『はいつくばって』のストーリー



物語の主人公は、アーティストとしての成功を収め、何不自由ない生活を送っているが、自分自身を見つめなおすために一人旅に出る。ドライブの途中で体験する出会いや出来事がきっかけとなり、彼女の人生は思いもよらぬ方向へと進んでいく。物語は、一見単純に見える更年期についての深い心理描写に満ちており、個々の「揺らぎ」を描くとともに、その揺れを活かして生きることの大切さを教えてくれる。

翻訳者岸本佐知子の熱い思い



この作品の翻訳を手掛ける岸本佐知子さんは、自らが訳しながら衝撃や感動を受け続けたと語る。彼女は、ミランダの作品を通じて常に驚きと笑い、時には涙を流しながらその魅力を再確認し、訳者としての役割に誇りを持つ。彼女の言葉を借りれば、「ミランダは本当に常に勇敢で、大胆で、自分の信念に忠実な人」なのだ。

海外の著名作家たちからの絶賛



この作品には、ジョージ・ソーンダーズ、エマ・クライン、マイケル・カニンガムなど、アメリカ文学の巨星たちからも賛辞が寄せられている。彼らはそれぞれの視点から作品を称賛し、笑いの中に隠された深い感情や、生活の中での問いかけを描いた作品だと絶賛している。

期待される反響



全米でのベストセラーとして、多くの女性読者からの支持を受けているこの作品は、いよいよ日本での発売を迎える。今秋、全国の約130の書店で行われる「新潮クレスト・ブックス・フェア」でも取り上げられ、話題になることが予想される。文学の新たな側面を映し出すこの傑作を、ぜひ手に取ってみてほしい。

まとめ



『はいつくばって』は、中年期の苦悩や希望を明るく描き出した作品であり、ミランダ・ジュライの筆による「女のダンス」が繰り広げられる。心に残るこの作品が新たな読者にどのように受け入れられるのか、注目が集まる。

書籍情報
  • - タイトル: はいつくばって
  • - 著者: ミランダ・ジュライ
  • - 翻訳: 岸本佐知子
  • - 発売日: 2026年8月28日
  • - 定価: 3,245円(税込)
  • - ISBN: 978-4-10-590211-7
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