京阪沿線を舞台にした体験型小説『ただいま、けいはん』の新たな試み
株式会社MEETSHOPが手がける新プロジェクト『ただいま、けいはん』が、いよいよ始動します。このプロジェクトの第一弾として、京阪沿線を舞台にした短編小説『ただいま、けいはん朔太郎編』が、12月16日(火)より無料で配布されることが決まりました。著者は直木賞候補の小説家・岩井圭也氏。この新作は、沿線の風景や実在するスポットが物語に組み込まれており、読むだけでなく、実際に街を歩いて確かめたくなる体験を提供します。
新しい読書体験の再定義
このプロジェクトの独自性は、「小説を読む」行為をヘルスケアの視点から再構築し、脳科学を利用して街を歩くことによる心の変化を可視化する点にあります。もともと京阪電鉄と岩井圭也氏、脳科学者・片岡洋祐氏が共同で取り組むこの試みは、10月に公開された特設サイトや11月の計測イベントを経て、今度は実際に小説として形を持ち、読者に届けられることとなりました。
無料配布の詳細
12月16日からの配布は、A6サイズの冊子形式で行われます。配布駅は、淀屋橋、京橋、枚方市、樟葉、三条、出町柳などの主要駅。また、地域に密着したコクミンドラッグ店や、TSUTAYA BOOKSTOREの指定店舗でも入手可能です。配布は無料ですが、各自一冊の配布に限りますので、早めのゲットをおすすめします。
体験型小説の楽しみ方
この短編小説は、主人公・朔太郎が歩いた場所を読者が実際に体感することができる仕組みが設計されています。沿線の街を散策しながら物語の背景となる景色や雰囲気を感じ取ることで、より深く物語に没入することができるでしょう。さらに、計測イベントに参加することで、自分自身の感情を脳科学的に測定できる機会も準備されています。このように、物語と街歩き、脳科学を融合させた体験は、新たな読み方を提供してくれます。
脳科学の力を借りた新体験
感情の可視化には、理化学研究所が開発した感情計測アプリ『KOKOROスケール』を使用します。このアプリは、ドーパミンやセロトニンの指標を測定し、街を歩いている際に生じる心の動きをデータ化します。その結果は、次の作品の執筆にも活用される予定です。このようにして、プロジェクトは単なる読書ではなく、読者自身の感情と深く結びついたものになっています。
プロジェクトに関わる方々の意気込み
岩井圭也氏は「京阪沿線の魅力を多くの方に伝えられることを嬉しく思っています。皆さんに楽しんでもらえるように書きました」とコメント。また、脳科学者の片岡洋祐氏も、「初めての試みとして、どのような新しい体験が生まれるのか楽しみです」と期待を寄せています。それに続き、株式会社コクミンの絹巻秀展氏も、地元大阪でのプロジェクトに対する期待感を寄せています。
最後に、MEETSHOP代表の前田晴代氏は「このプロジェクトを通じて、新しい読書体験が広がることを期待しています。どなたでも楽しめる内容となっているので、ぜひ配布を通じて手にしてみてください」とエールを送ります。
プロジェクト公式サイト
この新しい試みについてさらに詳しく知りたい方は、『ただいま、けいはん』公式サイトをご覧ください。体験型読書の世界へ、ぜひ飛び込んでみてください!
公式サイトはこちら で、配布情報やイベントの詳細などが随時更新されています。
このプロジェクトを通じて、京阪沿線の新たな魅力を感じてみてはいかがでしょうか。