第3回神保町シンポジウム「神保町と本の文化の未来」開催のお知らせ
日本の本の文化の中心ともいえる神保町で、2025年10月23日(木)に第3回神保町シンポジウムが開催されます。このシンポジウムは、「神保町と本の文化の未来」をテーマに、今後の出版文化の在り方を考察する重要なイベントです。主催するのは東京文化資源会議で、共催は神保町文化発信会議、協賛には読売新聞東京本社が名を連ねています。
開催背景
神保町は世界的に有名な古書店街として知られており、長い歴史の中で日本の出版文化をけん引してきました。しかし、デジタル化の波やライフスタイルの変化に伴い、本に関連する環境は大きく様変わりしています。シンポジウムでは、伝統と新しい時代の橋渡しをしながら、神保町が持つ独自の「本の文化」や「街の文化」を次世代へと引き継ぎつつ、さらなる革新を追求するための課題や可能性を、専門家たちと共に探っていくことを目的としています。
開催概要
シンポジウムの日程や参加方法については以下の通りです。
- - 日時: 2025年10月23日(木)18:00~20:00
- - 会場: 出版クラブ 3階ホール(東京都千代田区神田神保町1-32)
- - 参加費: 無料
- - 定員: 280名
- - 参加申込: Peatixによる事前申込制
申込はこちら
プログラム概要
シンポジウムの具体的なプログラムは次のようになります。
- - 18:00-18:05 開会のご挨拶: 上川 陽子(活字文化議員連盟会長・衆議院議員)
- - 18:05-18:35 基調講演「神保町の魅力を世界に(仮題)」: 樋口 高顕(千代田区長)
- - 18:35-18:55 神保町関連プロジェクト活動報告:
- 加藤 聡(東京文化資源会議ディレクター / 大阪大学特任研究員)
- 松木 修一(出版文化産業振興財団専務理事)
- 山口 寿一(文字・活字文化推進機構理事長)
- - 18:55-19:55 座談会「本の文化・街の文化の新しい方向性:神保町から考える」:
- 司会: 植村 八潮(専修大学文学部教授)
- パネリスト:
- 江草 貞治(株式会社有斐閣 代表取締役社長)
- 金 承福(株式会社クオン 代表取締役)
- 由井 緑郎(ALL REVIEWS株式会社 代表取締役社長)
- - 19:55-20:00 閉会のご挨拶: 吉見 俊哉(東京文化資源会議会長 / 國學院大学教授)
主な登壇者
本イベントには、多くの著名な専門家が登壇します。
- - 樋口 高顕 氏(千代田区長): IT企業及び都議会議員を経て、2021年から千代田区長として地域文化の振興に努めています。
- - 植村 八潮 氏(専修大学文学部教授): 出版学の専門家として、日本国内の電子書籍な どの普及に貢献。
- - 江草 貞治 氏(株式会社有斐閣 代表取締役社長): 神保町で育ち、街の変遷を見守ってきた専門書出版社のリーダー。
- - 金 承福 氏(株式会社クオン 代表取締役): 韓国文学の翻訳出版を手がける、神保町に韓国書専門店も運営。
- - 由井 緑郎 氏(ALL REVIEWS株式会社 代表取締役社長): 新しい形の書評サイトや書店の立ち上げに挑んでいます。
このシンポジウムは、神保町における本の未来や文化を深く考える貴重な機会です。参加希望の方はぜひ早めの申し込みをお勧めします。