ノイトリック・グループ、新CEOルーカス氏が指揮を執る

ノイトリック・グループ、新CEOルーカス氏が新たな舵を握る

ノイトリック・グループは7月1日付で新たにルーカス・フォン・アルクス氏を最高経営責任者（CEO）に任命したことを発表しました。本社をリヒテンシュタインに置く同社は、長い歴史を持つ企業であり、ケーブルおよび接続ソリューション業界において確固たる地位を築いてきました。

フォン・アルクス氏は、これまでのキャリアで培った豊富な国際経験と優れたリーダーシップのスキルを持ち合わせています。彼はもともとStuder Draht- und Kabelwerke AGでの商業研修を経て、経営情報学の学位と会計・財務の修士号を取得。その後、経済・金融学の博士号を取得し、コンサルティング大手のErnst & Youngを含め、LEONIやBizLinkなどで重要な役割を果たしてきました。

特にLEONIでは、インドでの新工場の立ち上げを手掛けたり、カナダ拠点の統括を行うなど、国際的な業務において多様な経験を積んできました。そして2022年にはBizLink elocab Ltd.の社長に就任し、2023年からはテーラーメイド事業部のグローバル責任者として9拠点に約1,000名もの従業員を管理していました。

フォン・アルクス氏は、「ノイトリックの革新性と高い製品品質には深く感銘を受けている」とし、同社が成熟市場と新興市場の両方で大きな可能性を有していることから、今後の成長に期待を寄せています。また、彼は「大胆に思考し、率直に語り合い、互いに信頼することでインスピレーションは生まれる」と指摘し、透明性や信頼性、責任の共有を自らのリーダーシップの基盤としています。

フォン・アルクス氏の就任によって、ノイトリック・グループは国際的な視野と戦略的洞察を持つリーダーを得て、さらなる成長と持続可能な発展に向けて進化を遂げることでしょう。CEOとしての彼の役割が期待される中、グローバルチームと共にノイトリックの未来を切り拓いていく姿が見られることに、多くの関係者が期待を寄せています。

ノイトリック・グループはその革新に誇りを持ち、操業50周年を迎えたことを機に、さらなる飛躍を目指しています。今後の動向が楽しみです。