ピティナ特級2025
2025-07-03 12:51:45

ピティナ特級2025 二次予選進出者発表と新しい試み

国内最大規模のピアノコンクール、特級2025の行方



一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(通称:ピティナ)が主催する「ピティナ・ピアノコンペティション」は、日本で最も権威あるピアノコンクールの一つです。2025年度の特級(最上位部門)において、二次予選進出者25名が7月3日に発表されました。この特級は、毎年約3万人が参加し、数多くの優れたピアニストを世に送り出してきたコンクールの中でも特に重要な部門であり、「国際コンクールへの登竜門」と言われています。

2025年度は、特級進出を目指す115名のピアニストが書類審査や一次予選を経て敗者復活ともいえる二次予選の参加権を獲得しました。また、産み出された新たな試みとして、二次予選からは室内楽審査も行われ、アンサンブル力を重視した審査スタイルとなります。これにより、参加ピアニストはソリストとしての技術だけでなく、他の演奏者との音楽的対話が求められるようになります。

特級の新たな試み、室内楽ステージの導入



特級セミファイナルには、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター青木尚佳氏をはじめとする演奏者と共に行われる室内楽ステージが新たに導入されます。アンサンブル力を磨く場として、このステージは特に注目を集めることになるでしょう。演奏者は、柔軟な対応力と感受性、音楽的な対話力が求められます。これは国際的な舞台で通用するための重要な要素となるでしょう。

参加者の成長を促すためのクラウドファンディング



加えて、ピティナはピアニストを支援するためのクラウドファンディングも実施しています。2021年から始まったこのプロジェクトでは、ファンがピアニストたちの成長を直接サポートできる機会を設けており、2025年度も目標金額に応じた取り組みを行っています。これはピアニストたちにとって、演奏機会を増やし、音楽文化を広めるための大きな助けとなります。このクラウドファンディングには、さまざまな特典が用意されており、ショパン国際ピアノコンクールの関連グッズや、昨年度の特級グランプリ受賞者とのファイナル見学など、多様な体験を提供しています。

今後のスケジュール



今回発表された特級の二次予選は、7月26日と27日にJ:COM浦安音楽ホールで行われ、続いて三次予選が7月29日に実施されます。セミファイナルは8月19日、ファイナルは8月22日にサントリーホールで行われ、最終的に4名のピアニストが大井剛史氏指揮の東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団と共演します。

期待がふくらむ特級2025



昨年には、阪田知樹、桑原志織、角野隼斗、亀井聖矢、鈴木愛美など数多くのピアニストが世界的に評価を受ける活躍を果たしました。彼らに続く新たな才能が登場することが期待される中、特級2025はさらなる注目を集めています。今回の取り組みを通じて、音楽文化の未来が育まれることを願っています。参加者の中から新たなスターが誕生する瞬間を見逃さないでください。


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