昆布の森プロジェクト
2025-12-23 12:25:33

子どもたちが参加する「海とこんぶの森プロジェクト」函館開催

海とこんぶの森プロジェクトが函館で実施



2025年11月29日、函館市の南茅部地区において、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが主催する「海とこんぶの森プロジェクト」が開催されました。このイベントでは、地域の子どもたちが昆布の種付け体験を行い、藻場再生と地域活性化を目的とした取り組みを知り、環境保全への理解を深めることが目指されています。

昆布藻場の減少とその影響


近年、北海道沿岸では昆布藻場が減少し、環境問題となっています。専門家によると、これにより「磯焼け」の現象が顕在化し、海底の生態系に悪影響を与えています。磯焼けは、昆布やワカメなどの海藻が減少し、代替として硬い殻を持つ「サンゴモ」のような海藻が増加してしまう状態を指します。こうした問題に対処するため、セブン‐イレブン・ジャパン、函館市、株式会社WMIの三者が協働し、藻場再生を目指すプロジェクトを開始しました。

参加者の感想


イベントには、函館市立高丘小学校の3年生から5年生の児童約20名が参加し、以下のような感想が寄せられました。
  • - 4年生の児童:「初めての種付け体験が楽しかった。次の収穫体験も楽しみ!」
  • - 5年生の児童:「昆布の知識が増えて勉強になりました。」
  • - 東谷校長:「この経験が地域を知るきっかけになればと思います。」

また、漁業者の高谷氏は、「生産量を増やしたいが、消費も増やす必要がある」と話し、地域の特産品の販路拡大の重要性を強調しました。函館市の佐藤課長も、「過去の海の活気を取り戻したい」と願いを託しました。

昆布をテーマにした新商品


プロジェクトの一環として、函館産の昆布を使用した新商品「冷たい函館塩ラーメン」が2025年8月に発売され、持続可能な食料システムの推進に貢献するための努力も行われています。この商品は、「FOOD SHIFT セレクション 2025」の優秀賞を受賞しており、環境への配慮が評価されています。

FOOD SHIFTセレクションとは?


「FOOD SHIFTセレクション」は、農林水産省が支援する事業の一環で、持続可能な食料システムの普及を目指し、国産農林水産物や加工食品の優れた選択肢を選出する制度です。環境負荷を減少させるための取り組みが評価されます。

今後の展望


今回の活動は、地域と連携しながら未来の世代を育成し、海洋環境の保護を推進する重要なステップとなりました。セブン‐イレブン・ジャパンは、イベントや商品開発を通じて、この取り組みを今後も継続し、地域の活性化と環境保全に貢献していく考えです。子どもたちが昆布を通じて自然と触れ合い、地域をサポートする意識を育むことは、未来に向けた大切な一歩です。これからも、海を守る活動に注目が集まることでしょう。


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