藤本佳那子インタビュー:ドレスデンから舞台に立つ
バレエの魅力と情熱を届ける「Balletweek」では、ドレスデン国立歌劇場バレエ団のプリンシパル、藤本佳那子さんへのインタビューをお届けします。彼女は2025年7月27日に大阪で開催される『バレエアンサンブルガラ2025~大阪~』に出演予定です。この公演に向けての思いや舞台への準備について伺ってきました。
ドレスデン国立歌劇場バレエ団の魅力
藤本さんが所属するドレスデン国立歌劇場バレエ団について、彼女は「芸術性や伝統が根付いた歴史ある団体。多くの優れたダンサーが集まり、互いに刺激を与え合いながら高め合っています」と語ります。ドレスデンは音楽やアートが栄える街でもあり、その文化がバレエに色濃く影響しています。
ドイツでのキャリアのスタート
藤本さんがドイツへ渡った理由や、入団のきっかけについて尋ねると、「日本で挫折を経験した後、海外での挑戦を決めました」と振り返ります。若き日の彼女は、ドイツのジョンクランコスクールでの学びを通じて、自己のスキルを磨きました。そして2008年にドレスデン国立歌劇場バレエ団に入団し、2021年にはプリンシパルに昇格するという偉業を成し遂げました。
踊る作品『ペアー・ギュント』の見どころ
今回の公演で踊る『ペアー・ギュント』については、「物語が非常に豊かで、感情にあふれる作品。観客の心に響く演技をしたい」と熱い思いを明かします。特に印象に残っているのは主人公の内面的な成長で、「彼の旅に共感してもらえたら嬉しいです」と語ります。
アートと共に生きる
藤本さんは、自身の成長にとってアートがどれほど大切かを実感しているようです。「バレエはただのダンスではなく、感情や物語を表現する大切な手段です。」と話す彼女は、その思いを舞台に込め、自らの表現を真摯にする姿勢を示しています。
今後の展望
今後の目標について尋ねると、「バレエを通じてもっと多くの人に感動を伝えたい」と笑顔で答えました。藤本さんは自身のキャリアを通じて、次世代のダンサーたちに夢を与えたいという強い意志を持っています。
公演情報
藤本佳那子さんが出演する『バレエアンサンブルガラ2025~大阪~』は、2025年7月27日(日)に豊中市立芸術文化センターで開催されます。第1部ではプロダンサーによるバレエガラコンサート、第2部では「くるみ割り人形」より特別な演目が披露される予定です。お見逃しなく!
このインタビューを通して、藤本佳那子さんの舞台への情熱と、彼女が届けるアートの力について改めて考えさせられました。ぜひ、公演を観る前にこの記事を読み、彼女の思いに触れてみてください!