JASRAC寄付講座開講
2025-09-30 16:06:56

JASRAC、大学で音楽と著作権について講座を開講

JASRACが大学で実施する著作権講座



日本音楽著作権協会(JASRAC)が新たな教育・研究への取り組みとして、寄付講座「JASRACキャンパス」を開講しました。2023年9月には、大分県立芸術文化短期大学と同志社大学の二校で、音楽と著作権の重要性を学ぶ講義が始まりました。

大分県立芸術文化短期大学での取り組み



最初に開講されたのは、大分県立芸術文化短期大学で、9月16日から「デジタルコンテンツプロジェクト」がテーマです。この講座では、外部講師を招き、デジタルコンテンツに関するビジネスの現状や課題、さらに著作権を考慮したマネジメント手法について、実務的に学ぶことができます。

このような実践的な視座が得られることは、学生にとって非常に貴重な経験と言えるでしょう。デジタル時代の音楽ビジネスのシーンで求められるスキルを磨く機会が提供されています。

同志社大学での活動



続いて、9月24日には同志社大学で「エンターテインメント産業と著作権法」というテーマが設けられました。こちらの講座では、音楽やゲームといったエンターテインメント分野を題材に、著作権法の理論に加え、実務上の課題やその解決策について学びます。

特に、著作権法はクリエイターやビジネス関係者にとって重要な知識であり、これからのキャリアにつながる大切な学びとなるでしょう。大学の授業を通じて、理論だけでなく、具体的なケーススタディも多く展開されるため、即戦力としての知識を得ることができます。

JASRACの使命と今後の展開



JASRACは、教育・研究の支援を通じて音楽文化の発展に寄与することを目的に、この「寄付講座JASRACキャンパス」を設立しました。この活動は、著作権に関する法律や制度、JASRACの管理事業についての理解を深めることを目指しています。

将来的には、音楽教育の普及をバックアップし、著作権が尊重される社会の実現につなげる新たな価値の創造を促すため、様々な大学での寄付講座を展開していく方針です。

JASRACについて



一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)は、1939年に設立され、国内初の著作権管理団体として85年以上にわたり、音楽著作物の管理や権利者への分配を行っています。音楽の著作権に関する研究や啓発活動も積極的に行い、音楽文化の振興に貢献してきました。

今後も、音楽業界や教育機関との連携を深め、未来の音楽文化を支える次世代を育成するための取り組みが期待されています。JASRACの活動は、マーケットだけでなく、社会全体にマイナスの影響を及ぼさない仕組み作りを志向しており、これからの音楽の未来を担う人材の育成に焦点を当てています。

このようなJASRACの取り組みにより、音楽教育の枠組みが拡大され、次世代のアーティストや音楽関係者がより良い環境で成長できる土壌が形成されています。


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