司文庫展「世界の名作絵本展」開催のお知らせ
愛知県豊橋市中央図書館では、2025年10月4日から11月30日の期間中、特別展「世界の名作絵本」をテーマにした「司文庫展」を実施します。この展覧会は、豊橋市名誉市民である司忠さんの遺志を受け、彼が寄付した洋書を中心に構成されています。入場は無料で、時間は午前9時30分から午後7時まで(土日祝日は午後5時まで)開催されるため、ぜひ足を運んで新たな発見をしてください。
司文庫とは?
司文庫は、1974年に地元の司忠さんが郷土豊橋のためにと3000万円を寄付したことから始まりました。以降、彼は自身が亡くなる1986年まで毎年寄付を続け、その総額は7800万円に達します。現在では、1億円の寄付をもとに設立された「司文庫基金」が運用され、毎年新しい本が収集されており、3万5千冊以上の蔵書を誇っています。
貴重なコレクション
司文庫は、国際的な視点を持ち、世界中から厳選された貴重本や古典、美術書、教科書、そして絵本を幅広く収集しています。展覧会では、かつて手に入れることが難しかったペリー提督の「日本遠征記」やシーボルトの著作なども含まれています。
絵本を通じて広がる世界
今回の司文庫展では、世界48カ国から厳選された9500冊以上の絵本が集まります。その中から1942年にアメリカで出版された名作「ちいさいおうち」をはじめ、エリック・カール作の「はらぺこあおむし」など、世代を超えて愛される絵本が紹介されます。
翻訳の魅力を体感
会場内には、原書と日本語版の絵本を読み比べるコーナーも設置されており、翻訳の魅力や文化の違いを感じる貴重な体験を提供します。
特別な貸出イベント
さらに、10月11日から「〇〇なあなたへ」と題したテーマ別ラッピング絵本の貸出も行われます。図書館スタッフがおすすめの絵本をラッピングして提供し、限定30セットが用意されます。この機会に新たな絵本との出会いが待っているかもしれません。
読み聞かせイベント
なお、英語絵本の読み聞かせも行われ、10月11日と11月8日には中央図書館で、10月4日と11月1日には大清水図書館で開催されます。
アクセス情報
豊橋市中央図書館には公共交通機関を利用してアクセス可能です。豊鉄バスの牟呂線または神野ふ頭線「中央図書館前」で下車、または豊橋駅西口から徒歩で約15分となります。
お問い合わせ
豊橋市中央図書館は愛知県豊橋市羽根井町48番地に所在し、電話番号は0532-31-3131です。ぜひこの機会に、絵本の魅力を改めて体感してみてください。