名作怪談の世界
2025-07-03 11:54:39

名作怪談を歴史的視点で楽しむ新作、ついに発売!

名作文学を基にした新たな怪談の世界



2025年7月3日、株式会社ワン・パブリッシングから新しい教養書『教養としての名作怪談 日本書紀から小泉八雲まで』が発売されます。この本は、日本の古典文学や歴史をテーマに、恐怖に満ちた物語を厳選し、さらにはその背景や構造を深く解説する内容になっています。

新刊には、「日本書紀」や「源氏物語」といった名作から、伝説的な怪談をピックアップし、それぞれについて詳しい説明が付されています。特に注目したいのは、逆さまの呪術や生き霊の祟り、さらには著名な文豪たちにまつわる実際の怪奇譚が豊富に盛り込まれている点です。

怖さの奥にある理由


著者の吉田悠軌氏は、怪談研究の第一人者として知られており、常に「恐さ」をテーマにした講義やイベントに参加しています。彼の視点では、単なる怖い話の提供ではなく、「なぜ恐れるのか」という奥行きを追求した内容となっています。本書では、たとえば「今昔物語集」に登場する道成寺の話や、戦争にまつわる幽霊に至るまで、様々な物語が紹介されています。

多様な収録作品


本書は全8章からなり、それぞれ異なるテーマが設けられています。

  • - 第一章 神威: 天逆手や三種の神器など、神々にまつわる物語。
  • - 第二章 怨霊: 御霊たちや子供の話が中心。
  • - 第三章 禁足: 古墳の呪いについての物語。
  • - 第四章 呪詛: 恋まじないや幽霊いじめの話。
  • - 第五章 来訪: 八百比丘尼や化物の伝説を解説。
  • - 第六章 異形: 化け猫や牛鬼を取り上げた章。
  • - 第七章 戦争: 歴史的事件にまつわる幽霊の物語。
  • - 第八章 八雲: 小豆とぎ橋や耳なし芳一など、八雲にまつわる様々な話。

怪談通への道


「日本書紀」に記された逆さまの呪術や、川端康成が見た三島由紀夫の幽霊など、文学を基にした恐怖が語られています。また、各怪談には3行まとめが付されており、初心者でも容易にその核心を理解できるよう配慮されています。本書は、前作『教養としての最恐怪談 古事記からTikTokまで』と合わせて楽しむことも可能で、こちらも怪談通には必読の一冊となることでしょう。

名作怪談の魅力


特にレジェンド怪談師・稲川淳二氏もこの本に感銘を受けたという推薦コメントを寄せており、彼の言葉を借りるなら「この本は凄い、才能だけでは書けない内容が詰まっている」とのことです。

本書は、単に怪談を楽しむだけでなく、歴史や文化をも紐解きながら、豊かな教養を育む機会を提供します。興味がある方はぜひ手に取ってみてください。生の恐怖を体験できると同時に、日本の文学と歴史を再発見する旅に出かけることができるでしょう。

【商品情報】
書名:教養としての名作怪談 日本書紀から小泉八雲まで
著者:吉田悠軌
定価:1760円 (税込)
発売日:2025年7月3日(木)
判型:四六判
ISBN:9784651205304
電子版:あり
購入リンク: Amazon | 楽天 | セブンネット

恐怖の物語とその背後にある文化を知ることができる本書を、ぜひご覧ください。


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