Gakkenの幼児向けワークブックが北米で累計100万部突破!
株式会社Gakkenが展開する幼児向けワークブック『Play Smart』が、北米での累計販売数が100万部を達成しました。この成果は、アメリカ大手取次のサイモン&シュスターとの契約を通じて、2017年から販売を開始したことによるものです。多様な販路を持つ『Play Smart』は、バーンズ&ノーブルなどの大手書店から、地域の独立系書店、Amazon、さらにはコストコやウォルマートといった大手スーパーに至るまで広がっています。
日本の教育メソッドが北米市場へ
『Play Smart』は、日本で40年の歴史を持つ『学研の幼児ワーク』を英語版にしたもので、北米の子どもたちの学びを助けるために、以下の三つの特長が組み込まれています:
1.
発達年齢に基づく内容設計: 2歳から6歳までの年齢別に設計されており、子どもたちが無理なく興味を持てるよう工夫されています。
2.
学習意欲を持続させる工夫: 子どもたちがストレスなく自発的に学び続けるための工夫が多数盛り込まれています。
3.
自発的な思考を促すアプローチ: 課題に対する理解を助けるイラストを用いており、保護者の支援を必要とせずに学習する習慣を身につけています。
これらの特長は、熊本大学との共同研究によっても確認されており、子どもたちの学びにおける成功が実証されています。
読者からの支持を獲得
現地の読者からは、「子どもが夢中になって取り組んでいる」「シールや塗り絵、運筆練習が楽しい」といった評価が寄せられており、学習を通じての喜びが広がっています。このように、Gakkenのワークブックは、多様な学習アクティビティを通じて子どもたちの成長を支援しています。
コロナ禍の中での需要の高まり
2020年からのコロナ禍では、家庭での学びの需要が高まりました。Gakkenは、現地のニーズに応じたオリジナル教材を開発し、特に『Play Smart Wipe-Clean Workbook』はその代表的な例です。このワークブックは、ペンで書いて消せる仕様であり、アルファベットや数を繰り返し練習することができます。2022年の発売から10万部を突破し、Amazonの子ども向けアルファベットブック部門で常に上位に位置しています。
さらに、2025年のAmazonプライムデーでは、わずか4日間で約4,000部を販売するという驚異的な実績を記録しました。
グローバル展開を視野に
Gakkenは、今回の結果を踏まえ、北米市場でのさらなる成長を視野に入れています。2023年10月には「グローバル編集チーム」を発足し、英語版書籍の発行とジャンルを拡大する方針を示しています。将来的には、幼児向けから小学生向け、さらには科学教材へと多様なラインナップを展開することで、北米の教育市場における存在感を強化する計画です。
Gakkenは、40年以上にわたるノウハウを駆使し、今後も北米の子どもたちに役立つ教育を提供し続けていく考えです。子どもたちに「未来をつくる、学びをつくる」本を届けるべく、挑戦は続きます。