恋の形、展覧会
2026-04-20 15:06:27

早稲田大学演劇博物館で春季企画展『千変万化する恋』が開催されます

早稲田大学演劇博物館で『千変万化する恋』が開催



2026年度春季企画展として、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館が『千変万化する恋 日本のロマンチック・コメディ映画の輝き』を2026年5月15日から8月2日まで開催します。今年の春は、恋愛の多彩なかたちとその社会的背景に触れられる絶好のチャンスです。

積み重ねられた恋の歴史


「恋愛」という言葉が明治時代に生まれ、知識人の間で新しい思想として語られるようになりました。その後、恋愛は一般大衆の日常生活に深く根付くようになり、昭和初期には映画を通じてそのメッセージが広がります。本展では、日本のロマンチック・コメディ映画が描いてきた恋愛の輪郭を多岐にわたって探ります。

展覧会概要


展示は新婚夫婦の葛藤やモダンガールの恋の物語、戦中戦後における若者の自由恋愛まで、恋愛観が時代とともにどのように変化してきたかを示します。資料には、名作映画の内容を表現した貴重な資料やポスターなどが並びます。各章ごとにテーマが分かれ、それぞれの時代背景に関連しつつ、多様な恋の姿を描くことに焦点をあてています。

各章の内容



1. 新婚夫婦の恋のかたち
戦前から戦後にかけて制作された映画を通じて、結婚観や家族観がいかに形成されていったのかを分析します。特に、新婚生活における理想と現実の不一致が、どのように映画によって表現されたかに注目します。
例:『花嫁の寝言』(1933年) や『続おとこ大学 新婚教室』(1955年)の資料。

2. モダンガールの恋模様
1920年代から30年代にかけて、多くの映画に登場したモダンガールのイメージを探ります。戦前の映画で描かれる女性たちの多様性を実証する展示となります。
例:『彼を繞る五人の女』(1927年)や『マダムと女房』(1931年)の資料。

3. 戦争と揺れ動くロマンスの行方
戦争の影響を受けた映画を取り上げ、戦時中の抑圧された性愛表現が戦後にどのように変化していったかを考察します。
例:『無法松の一生』(1943年)の資料。

4. 都会にきらめく恋
戦災から復興した東京が舞台の作品に触れて、そこから生まれた華やかな恋の形に光を当てます。
例:『お嬢さん』(1930年)の資料。

5. ジェンダー規範の揺らぎ
映画に現れるヒロインたちの姿を通じ、戦後の社会変化に伴う女性表象を読み解きます。
例:『自由学校』(1951年)や『鑑賞用男性』(1960年)の資料。

6. さらに千変万化する愛
1970年代以降の恋愛表象に注目し、恋愛文化の変遷とともに映画表現がどのように広がったかを見ていきます。
例:『私をスキーに連れてって』(1987年)の資料。

7. 小説から映画へ 愛の物語を紡いだ小説家たち
恋愛映画の原作を提供した著名な小説家たちにスポットを当て、彼らの作品が日本映画に与えた影響を探ります。

8. 東アジアの映画とドラマのなかの恋
韓国、中国、台湾の映画やドラマに描かれた恋愛を取り上げ、国境を越えたトランスナショナルなトレンドを分析します。

展覧会への招待


この展示は、恋愛観や家族観が時代と共にどのように変わってきたのかを体感できる機会です。入場無料で、多くの人々がこの愛の物語を楽しむことができることを願っています。恋愛が持つ多様な形をぜひ会場で感じてみてください。


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