雫井脩介デビュー25周年記念作品『犯人に告ぐ4暗幕の裂け目』が登場!
2025年10月22日、雫井脩介氏のデビュー25周年を祝う記念すべき作品、『犯人に告ぐ4暗幕の裂け目』がついに発売されました。この作品は、累計190万部を突破した警察小説の金字塔であり、「犯人に告ぐ」シリーズの完結編となります。
シリーズの歴史を振り返ると、初作目は女優・豊川悦司の主演によって映画化され、大きな話題となりました。また、第7回大藪春彦賞を受賞し、「週刊文春ミステリーベストテン」では第1位を獲得。さらに、第2回本屋大賞にもノミネートされ、多くの読者から支持を受けてきました。
今回の完結編『犯人に告ぐ4暗幕の裂け目』は、最近の犯罪史を反映した物語で、殺人や振り込め詐欺、誘拐ビジネス、さらにはSNS工作や総裁選の暗殺未遂など、多岐にわたる衝撃の展開が繰り広げられます。特に、主人公である神奈川県警の特別捜査官・巻島が天才詐欺師・淡野を追い詰める姿は見逃せません。
完結編のストーリー概要
物語は、警察の厳重な包囲網をかわし、傷を負ったまま行方不明になった天才詐欺師・淡野を中心に展開します。巻島は淡野を逮捕すべく、再び配信番組に出演し、彼への糸口を模索します。その一方で、淡野を殺すよう指示した裏切者「ワイズマン」は、横浜におけるIR誘致の背後で、政界に深く関わる影響力を持つことが明らかになっていきます。
急激に複雑化する事件の背後に潜む黒幕の正体とは? 巻島がその巨悪を逮捕するために、どのように手を尽くしていくのか、緊迫した展開が続きます。この最終章では、20年間続いたシリーズの集大成が描かれ、読者は息を呑む瞬間が幾度となく訪れることでしょう。
発売に合わせた特設サイトのオープン
『犯人に告ぐ』シリーズの完結を祝うために、特設サイトも開設されました。このサイトでは、これまでの各巻のあらすじや書評、さらには熱烈な読者の感想などがまとめられており、シリーズの魅力を再確認できる貴重な情報源となっています。特設サイトを訪れ、雫井脩介が紡いだ物語の深淵を味わってみてください。
特設サイトはこちらから:
犯人に告ぐ 特設サイト
雫井脩介氏からのコメント
この完結編について、雫井脩介氏は「シリーズを書き進める中で、事件がどのように収束していくのか、自身にも見えていなかった」と語っています。前作までの脇役が、このシリーズの鍵を握る存在であったことに気づいたとき、本作が遂に動き出したとコメントされています。この発言からも、隠された真実に迫る物語の深さが伺えます。
書誌情報
- - 書名: 『犯人に告ぐ4暗幕の裂け目』
- - 著者: 雫井脩介
- - 出版社: 双葉社
- - 発売日: 2025年10月22日
- - 定価: 2,420円(本体2,200円)
- - 判型: 四六判
- - ISBN: 9784575248487
2025年、警察小説の新たな金字塔が立ち上がります。情報社会の闇に迫る衝撃の物語を、ぜひ手に取ってお楽しみください。