Yorenとスタジオぴえろが手を組み、アニメの新たな展開を目指す

Yoren、スタジオぴえろとの業務提携を発表

株式会社Yoren（東京・千代田区）が、アニメ制作会社である株式会社スタジオぴえろ（東京・三鷹市）との業務提携を正式に発表しました。この提携により、両社は日本のアニメ作品をグローバルに展開し、収益の最大化を目指すことになります。

スタジオぴえろの長年の実績

スタジオぴえろは、45年以上にわたって日本のアニメ業界を牽引してきました。代表作には、世界中で人気のある「NARUTO」や「BLEACH」、最近のヒット作「東京喰種トーキョーグール」などがあり、その高品質な作品づくりで多くのファンを魅了してきた実績があります。さらに、「うる星やつら」や「幽☆遊☆白書」といった名作も手掛け、日本を代表するアニメスタジオとしての地位を確立しています。

一方、Yorenは主に中国市場においてリテール向けCRMやエンターテイメント事業を展開しており、200万人以上の会員を持つなど豊富な経験と知識を生かして活動しています。近年では、アフリカ市場に注目し、経済産業省が推進する「日本アフリカ産業共創イニシアティブ（JACCI）」を通じて現地企業との連携を強化する取り組みも行っています。

新たな展開の狙い

この業務提携の主な目的は、両社の強みを活かして日本のアニメコンテンツをより広く展開し、収益を高めることです。特に、急成長を遂げるアフリカ市場においては、現地ライセンス事業の共同運営といった取り組みを進める予定です。そして、JACCIの枠組みを利用して、アフリカの企業やクリエイターとの協力を通じた持続可能なビジネスモデルの構築を目指します。

加えて、東南アジアや中東など新興市場でもライセンスビジネスやプライベートブランド商品の開発、オフィシャルショップやイベントなどを通じてファンコミュニティの形成を図ります。レストランやカフェの運営も視野に入れ、さまざまな協業案を展開する予定です。