注目の文筆家・伊藤亜和新作エッセイの魅力
令和の今、なんといっても目を引くのが文筆家・
伊藤亜和さんの新刊『魔女になりたい』です。8月27日(木)に発売されるこの作品は、彼女にとって5作目となるエッセイ集。前作からの進化を遂げ、新たな視点が投影されています。
日本の現代に響く「魔女」の物語
伊藤さんは、2023年の初めに書いたエッセイ「パパと私」が瞬く間に人気を博し、著名人たちの中でも特にジェーン・スーさんや糸井重里さんの支持を受けて、一躍脚光を浴びました。その流れから生まれたのがこの新作です。
本書では、「現代の魔女」と言える多彩な女性たちが描かれています。かつて少女の頃に魔女に憧れていた作者が、成長する中で出会った多くの女性たち。その中には、傷つきながらも自分を保ち、誰に頼らずに生き抜いている姿が描かれています。具体的には、法を犯したり、社会に背いたりする強さというよりは、逆境に立ち向かいながらも自らの道を見出す力を持つ、気高い女性たちです。
幻想的かつリアルなストーリー構成
このエッセイ集は全12篇から成っており、それぞれのエッセイの間には「わたしのはなし」という童話風のショートストーリーが挟まります。これまではフィクションには挑まなかった伊藤さんが自身の創作意欲を燃やし、リアルとファンタジーの境目を行き来する物語を展開しています。
カバー写真は写真家の
木村和平さんによるもので、幻想的なアートが本作のテーマを見事に表現。また、ショートストーリーの挿絵はイラストレーターの
丹野杏香さんの手によるもので、全体のビジュアルに華やかさを加えています。こうした視覚的要素も含め、まるで一冊のアートブックのようです。
松岡茉優の推薦コメント
さらに、この作品には強力な推進力があります。それは俳優の
松岡茉優さん。彼女はラジオ番組を通じて伊藤さんと親しくなり、最近ではプライベートでも交流を持っているとのこと。本作を読んで伊藤さんへの友人としての気持ちを改めて感じたといいます。
> 「さっきまで隣にいたはずなのに、今は銀河より遠いんじゃないかってそんなことばっかり。亜和、私あんたとおばあちゃんになっても2人でニヤニヤしてたいよ。」
このコメントは、松岡さんの伊藤さんへの深い愛情を感じさせ、「魔女になりたい」というタイトルの背景にも彼女の強い思いが込められています。
伊藤亜和のプロフィール
伊藤亜和さんは1996年生まれ、神奈川県出身の文筆家です。学習院大学文学部で学んだ後、2023年にはエッセイ集『存在の耐えられない愛おしさ』でデビューしました。文筆活動を中心に、テレビ出演やラジオパーソナリティとしても活躍の幅を広げています。
さらに、『魔女になりたい』は今までの彼女のスタイルとは異なる新たな試みに満ちた作品です。これをきっかけに多くの人々が彼女の文筆家としての魅力に触れることになるでしょう。
書誌情報
- - 書名:『魔女になりたい』
- - 著者:伊藤亜和
- - 判型:小B6判・仮フランス装
- - ページ数:176ページ
- - 発売日:8月27日
- - 定価:紙版・1,760円(税込)/電子版・1,700円(税込)
- - 出版社:株式会社 文藝春秋
- - ISBN:978-4-16-392139-6
このエッセイ集が多くの読者に届くことを願って、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。