2025年女性取締役比率ランキング発表!メルカリが1位に輝く

2025年女性取締役比率ランキング発表



株式会社日経BPが運営する「日経クロスウーマン」は、2025年の女性取締役比率ランキングを発表しました。この調査は東京証券取引所に上場する時価総額上位500社を対象としており、各社の有価証券報告書や公式ホームページに基づいています。2025年7月8日時点のデータをもとに作成されたこのランキングは、企業のダイバーシティ推進の現状を明らかにする重要な指標となっています。

ランキングの概要



ランキングのトップには、メルカリが58.3%で栄光の1位に輝きました。この企業は取締役数を前年の10人から12人に増やし、その中で女性取締役の人数も3人から7人に増加。結果として女性比率は30.0%から58.3%に跳ね上がりました。メルカリの7人の女性取締役の内訳は、社内からの取締役が2人、社外取締役が5人という構成です。

続いて2位には資生堂が54.5%でランクインしています。資生堂は前年と同じくこの順位を維持しており、この期間に取締役数は11人から12人に増え、女性取締役は5人から6人に増加しました。女性比率は45.5%から54.5%への向上を見せています。

3位には大和証券グループ本社が50.0%でランクインしましたが、前年1位から順位を2つ落としました。女性取締役は6人から7人に増えたものの、総取締役数も増えたため、比率は変化しませんでした。

この他に、サントリー食品インターナショナルやトリドールホールディングス、太陽ホールディングスといった企業も同じく50.0%で評価されています。

女性取締役の全体像



今回調査対象となった500社で、取締役は合計で5186人。その中で女性は1133人、つまり21.8%という結果が得られました。これは2021年の調査開始以来、女性の割合が初めて20%を超えた状態です。前年の19.2%から2.6ポイント上昇しています。女性取締役の中で社内取締役の比率も、12.3%に達し、前年の11.3%から1ポイントの増加が見られました。

政府は2025年に女性役員比率19%を目指しており、今回その目標を達成したのは297社で、全体の約6割に当たる成果となりました。また、30%以上の取締役に女性が就任している企業も105社まで増えました。

しかし一方で、女性取締役がまったくゼロという企業も存在しており、ネクソン、キオクシアホールディングス、GMOインターネットグループの3社がこの状況にあります。彼らは経済の多様性が求められる中で、大きな課題を抱えています。

まとめ



女性の取締役比率を上げることは、企業の競争力を高めるためには不可欠であり、多くの企業がその実現に向けた努力を続けています。今回のランキング発表を受けて、さらに多くの企業が男女平等を推進し、より良い職場環境を築いていくことに期待したいものです。

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