おぎやはぎが挑む、カーデザインの巨匠との遭遇
人気番組「おぎやはぎの愛車遍歴」の新しいエピソードで、二人のお笑いコンビがカーデザイン界のレジェンド、ジョルジェット・ジウジアーロとの出会いを果たすべく奮闘しました。本記事では、その模様とジウジアーロの作品群、日本車との関係性について詳しくご紹介します。
番組は7月19日から2週にわたり、4月に開催された「オートモビルカウンシル2025」の特集をお届けします。今年は10周年を迎えるこのイベントでは、カーデザインの巨匠ジウジアーロが緊急来日し、彼自身が手掛けた名車たちが展示されます。さらに、日本のカーデザイナー和田智さんがその魅力を解説する企画も予定されています。
巨匠との出会いを目指す奮闘
「クルマを超えて、クルマを愉しむ」というコンセプトのもと、毎年盛り上がりを見せるオートモビルカウンシル。しかし、今回はおぎやはぎがジウジアーロと直接対面するために取材オファーをかけたものの、結果は無情でした。小木博明は「嫌いになっちゃうわ~」と残念を隠せませんでしたが、彼らは生ける伝説を遠くからでも見るために、手を尽くす様子が放送されました。
和田智さんもジウジアーロのデザインに魅了された一人です。1984年に日産自動車に入社し、名車のデザインを手掛けた彼は、現在独立し第一線で活躍しています。小木は和田さんがアウディでデザインを手掛けていた事実を知り、その業績に驚愕。小木と和田、そしてジウジアーロの関連性は、さらにこの話を興味深いものにしています。
名作展示の裏側
イベントの大目玉は、「世界を変えたマエストロ」と題された企画展示です。ここではジウジアーロが手掛けた名作たち10台が並び、各車の魅力や意外なエピソードが明らかにされます。特に、アルファロメオ ジュリア スプリントGTAにまつわる逸話や、ジウジアーロが自ら空輸した日本初公開の超レアカーに注目です。
ジウジアーロは日本車とも深い関係を持ち、いすゞ ピアッツァのコンセプトカーなども展示されます。マツダのブースにはマツダ S8Pがあり、矢作兼はそのデザインにすぐに今のマツダ車との共通点を見出し、大興奮の様子。過去のスーパーカーブームを支えた名作マセラティ ギブリ スパイダーも紹介され、和田さんがそのデザインの成熟度を語ります。
夢を作り出すデザインの力
最後に、おぎやはぎの二人が和田さんとともにある名車に対する想いを語ります。矢作は「ザ・大衆車なのに、なんでどこにでもある形がこんなにかわいくなるの」と称賛し、あらためてデザインの力を感じさせます。小木も「乗れば乗るほど、どんどん味が出てくる」と評価し、和田さんの言葉を深く受け止めます。「夢を作らないとダメだな」というジウジアーロの教えは、今もなお現役で活動している和田さんにとって、デザイナーとしての仕事の原点を再確認させるものでした。
次回の放送では、更なる名車の魅力を探求するおぎやはぎの姿や、和田さんとの密接な対話が楽しみです。車が与えるインスピレーションや、デザインに込められたメッセージを共に感じ取ることができる素晴らしいエピソードになることでしょう。興味を持たれた方は、ぜひ「おぎやはぎの愛車遍歴」をチェックしてみてください。