日販アイ・ピー・エスが新たなステージに挑戦
日販アイ・ピー・エス株式会社(NIPPAN IPS Co., Ltd.)が、2025年9月12日にドイツに現地法人「NIPPAN IPS DEUTSCHLAND GmbH」を設立しました。これは、同社が台湾や中国に続いて欧州市場に本格的に進出することを示しています。日本の良質なコンテンツを世界中に広げるという使命のもと、グローバルなネットワークを一層強化し、新たなビジネスチャンスを手に入れようとしています。
新たな現地法人の目的
今回は、特にEU各国の市場動向を注視し、現地のパートナーシップを構築することを重視しています。これまで培った知識や経験を活かしつつ、日本の出版物や雑貨を輸出入する事業を展開していく計画です。神村賢氏がManaging Director & CEOとしてこの法人を率いることになり、彼のリーダーシップのもと、日販アイ・ピー・エスの価値を新しい市場に届けていくことが期待されています。
現地法人の概要
新たに設立されたNIPPAN IPS DEUTSCHLAND GmbHの事業内容には、日本を含むアジアの出版物や雑貨の輸出入、出版業務、進出支援業務が含まれます。これにより、現地でのマーケティング支援や企業の海外展開をサポートする体制が整います。
- - 社名: NIPPAN IPS DEUTSCHLAND GmbH
- - 設立日: 2025年9月12日
- - 代表者: Managing Director & CEO 神村賢氏
- - 資本金: 25,000 EUR
- - 住所: Münsterstraße 330, 40470 Düsseldorf, Germany
企業の成り立ち
日販アイ・ピー・エスは1994年に設立され、主に出版流通代行や輸出入事業を手掛けています。グループ経営理念として「人と文化のつながりを大切にして、すべての人の心に豊かさを届ける。」という目標を掲げており、その理念のもと、質の高い商品を世界に提供しようと努めています。
特に、海外駐在員向けの生活物資を提供する「CLUB JAPAN」や出版流通の代行を行うなど、国内外で広く知られる存在となっています。また、2023年には自社の出版レーベル「ヴォワリエブックス」を立ち上げ、中華古風恋愛小説『千秋』の日本語版をリリースしたことも記憶に新しい。さらに、2024年には海外のしかけ絵本の日本語版に特化した新たなレーベル「lilla cirkus」を設立するなど、積極的に新しい挑戦を続けています。
今後の展望
日販アイ・ピー・エスは今後もますますグローバルな展開を進めるとともに、多様な市場に向けて日本の優れたコンテンツを届けるための取り組みを続けていく方針です。今回のドイツ現地法人の設立は、その一環として非常に重要な位置を占めています。これからの展開に目が離せません。