舞台『The Life of HOKUSAI -日本凱旋公演-』がついに実現
2026年4月18日、東京・浅草公会堂にて、葛飾北斎の半生を描く舞台『The Life of HOKUSAI -日本凱旋公演-』の上演が決定しました。なお、本公演では、日本の伝統的な舞台芸術と最新テクノロジーが融合し、劇場はもちろん、観客の心をも動かす新しい体験が提供されます。
舞台はどのようにして構成されるのか?
舞台は、北斎が生涯を通じて描いてきた浮世絵をベースに、その名作をデジタルプロジェクションで映し出します。特に特徴的なのは、ノンバーバル形式での身体表現であり、言葉を超えた感情が表現される点です。それに加え、和楽器の演奏も行われ、日本の伝統を感じつつ、北斎の愛と狂気に満ちた人生を体感できる内容となっています。
豪華キャストの姿
本作に出演するのは、サカクラカツミ(葛飾北斎役)を始め、これまでに世界各国の舞台で高い評価を受けてきた面々です。サカクラは、武道の動きを取り入れた独自のパフォーマンススタイルを持っており、北斎の生き様を力強く演じていくことが期待されています。
また、北斎の最愛の妻である小兎役には、元宝塚歌劇団の沙央くらまが新たに参加。沙央は、北斎の芸術が生み出した「ジャポニスム」という流れを感じながら演じる意気込みを語っています。
公演の背景と評価
本作は、2020年にコロナ禍の中で誕生し、無観客での初演を経て、2021年にはオンラインでエジンバラ芸術祭に出品されました。この際、日本の作品として唯一の4つ星評価を受け、以降、国内外で評価が高まっています。これを機に、2024年には多国籍の芸術祭に招待され、真の国際舞台芸術の一翼を担いつつある本作の進化から目が離せません。
観客に届けたいメッセージ
サカクラは「北斎の作品には多くの謎がある」と述べ、その魅力を解き明かす過程が舞台表現に生かされることを強調しています。そして、作品を通じて北斎が伝えたかった「あなたにとって本当に大切なものは何か?」という普遍的な愛のメッセージを観客に届ける意義を語ります。
チケット情報と公演の詳細
チケットの先行予約は2025年10月31日正午からスタート。公演は、2026年4月18日(土)に、浅草公会堂で行われます。この機会を逃さず、ぜひ申し込んでみてください。
公演の詳細は公式ウェブサイト(https://napposunited.com/hokusai_stage/)をご確認ください。日本の伝統文化が息づくこの舞台を共に体験し、葛飾北斎の芸術の深遠さを感じる貴重な機会をお見逃しなく!