日本旅行創業120周年を彩るご当地落語の誕生
日本旅行が創業120周年を迎えるにあたり、特別な記念事業として「ご当地落語」が創作されることが決定しました。このプロジェクトは、地元落語協議会の協力を得て進められ、日本旅行の創業者である南新助氏のホスピタリティの精神を落語という形式で表現するものです。
創業者の想いを重ねて
南新助氏の理念は「常にお客様に寄り添い、旅の魅力を創造し、温かいおもてなしを提供すること」にあります。この精神が落語という形で語られることで、より多くの人々にそのメッセージが伝わることを目指しています。そのために選ばれたのが、落語立川流の真打である立川こしらです。彼は滋賀県草津市を訪れ、創業の地を肌で感じ、創業者の子孫へのインタビューを行いました。
落語制作の舞台裏
立川こしらは日本旅行の本社でも取材を行い、特に最新の取り組みとして注目されている宇宙事業についても深く掘り下げました。これらの取材は、新作落語の題材として如何に活かされるかが期待されています。
この新たな落語は、2023年3月5日に日本旅行協定旅館ホテル連盟の第63回通常総会懇親会にて初披露されます。また、落語の創作風景を捉えたメイキング動画もYouTubeで公開され、興味を持つ方々にその魅力を伝えます。
映像製作に込められた情熱
今回の映像制作には、映画監督の稲葉雄介氏が参加しています。彼はインタビューや取材の様子をまとめ、落語制作の舞台裏を視覚的に表現しています。これにより、落語の制作過程が生き生きと伝えられ、観客が一層の興味を抱くことでしょう。
稲葉雄介氏は、過去にいくつかの映画作品を発表しており、映画祭でも多くの評価を受けてきました。彼の目を通して、立川こしらの新作落語がどのように仕上げられるのか見逃せません。
次世代の落語文化を担う取り組み
さらに、3月5日には立川こしらによるご当地落語の映像も収録され、メイキング映像と共に3月中旬には「日本旅行120周年記念サイト」で公開される予定です。これにより、落語文化が新たな形で進化し、観光業への理解を深める貴重な機会となることは間違いありません。
立川こしらについて
立川こしらは1974年に東京都で生まれ、2003年に二ツ目に昇進し、2012年には真打ちに昇進しました。落語立川流の中でも特に注目されている存在で、創作への情熱と落語の新しい可能性を探求し続けています。
創業120周年という節目を、落語という伝統的なルーツを通じて祝い、同時に未来への期待を込めたプロジェクトが、これからどのように展開していくのか、皆さんの関心をお寄せいただければ幸いです。