上海で盛況の初音ミクコンサート
2025年12月、初音ミクのコンサート「MIKU WITH YOU 2025」が中国の上海市で開催され、1万6千人を超える観客を動員しました。このイベントは、バーチャルシンガーたちの3DCGコンサートと、各地域のクリエイターとのコラボ展を併催する新しい形のイベントで、音楽とアートの楽しさを一緒に体験する機会を提供しました。
新たなテーマ「魔法学院」
「MIKU WITH YOU」シリーズは、初音ミクが10周年を迎えた2017年に始まりました。今回のテーマは「魔法学院」で、イラストレーターのRumoonが描きおろしたビジュアルと、音楽プロデューサーmagensが手がけた新曲『Mag1c』が印象的でした。現地のミュージシャンたちが生演奏でパフォーマンスを支え、会場は熱気に包まれました。
バーチャルシンガーの特異性
初音ミクたちのパフォーマンスは、単なるソフトウェア以上の存在を示しています。彼女たちは音楽制作向けのソフトウェアとして誕生し、誰でも簡単に歌声を生成できる“歌声の楽器”であるため、クリエイターたちは自由にその声を使い、イラストやダンスと連携して作品を次々に生み出しています。このクリエイティブな流れは、文化的な現象へと成長し、世界中でのSR(相互作成)を促しています。
初音ミクは、ソフトウェアの枠を超え、バーチャルシンガーとしての立場からも世界舞台で活躍しています。音楽は国境を越えて人々の心をつなぎ、言語の壁を越えたコミュニケーションが可能になっています。
未来に広がる創作文化
今回のイベントで、初音ミクはただのアプリケーションではなく、クリエイターとファンをつなぐ架け橋となりました。ネットワーク上で育まれた彼女たちの歌声は、今後も世界中の創作活動を支える存在であり続けることでしょう。
クリプトン・フューチャー・メディアは、地域との協力を通じてこの創作文化を更に育んでいくことを目指しています。38万人以上を動員するイベント『初音ミク「マジカルミライ」』も、来年は大阪、東京、浜松の3都市で開催予定です。さらに、「HATSUNE MIKU EXPO」シリーズでは、先日のアジアツアーを経て2026年には北米ツアーも控えています。
コンサートの成功を受けて
今回の上海コンサートの成功は、初音ミクの人気がますます高まっている証拠です。会場に足を運んだファンたちにとって、生のパフォーマンスは格別の体験であり、これからもバーチャルシンガーたちの活躍を期待せずにはいられません。
このように、初音ミクは単なるバーチャルシンガーに留まらず、世界中の創作文化を育む生命の息吹となっているのです。今後の展開にも目が離せません。