バルカン室内管弦楽団が奏でる平和のメロディー
2025年5月、戦後80年を迎える日本で、国際的に名を馳せるバルカン室内管弦楽団が特別コンサートを開催します。このコンサートは、被爆ピアノとの共演や、多彩な平和祈念対談を通じて、歴史の重みとメッセージを届ける重要なイベントです。
バルカン室内管弦楽団の背景
バルカン室内管弦楽団は、指揮者・栁澤寿男氏によって設立され、民族間の対立を超えた融和の象徴としての役割を担ってきました。2009年にコソボでの成功裏なコンサートを契機に、彼らの活動は「奇跡のコンサート」として広く知られるようになりました。今では、ウィーンやニューヨークなどでも演奏を行い、世界の平和のためのメッセージを発信しています。
東京公演の詳細
日時・場所
- - 日付: 2025年5月15日(木)
- - 時間: 19:00開演
- - 場所: 東京・杉並公会堂
演奏者
- - 指揮: 栁澤寿男
- - ピースメッセンジャー: 小澤幹雄
- - ピアノソリスト: 吉村美華子
- - 管弦楽: バルカン室内管弦楽団
チケット情報
- - 一般: 5,000円
- - 高校生以下: 1,000円
この公演では、被爆ピアノ『宇品ピアノ』が演奏され、戦後の歴史を深く感じることができる機会となります。ピアニストの吉村氏は、「このピアノとともに演奏できることが光栄です」と感謝の意を述べています。
平和祈念対談
また、戦後80年の平和祈念対談も特別に設定されており、小澤幹雄氏との興味深い対話が予定されています。彼は自身の戦争体験を基に、平和の重要性についてのメッセージを語ります。
鎌倉公演の特別対談
次の日、5月16日(金)には神奈川・鎌倉芸術館にて公演が行われ、落語家の立川志の輔氏とフルート奏者・藤井隆太氏による対談も楽しむことができます。笑いと健康をテーマにした、このカジュアルな対談は、公演をより一層魅力的にするでしょう。
思い出の音楽
栁澤指揮者は、ベートーヴェンの『運命』についての想いを語り、この曲が人々の心に響くものであると信じています。平和の象徴となる音楽を演出することを目指し、選曲にも非常にこだわったとのことです。
大迫力の演奏
2025年5月21日(水)には、めぐろパーシモンホールで特別演奏会が開催され、プロとアマの競演が繰り広げられます。特に、R.シュトラウスの『アルプス交響曲』の壮大な演奏は必見です。
全公演ともに、若者にも手の届く料金設定がされており、未来を担う世代にも音楽の素晴らしさを伝える良い機会となっています。
この一連の公演は、音楽だけでなく、歴史の重みと平和への願いを込めた特別なイベントです。観客は、ただのコンサートではなく、平和の重要性を再確認し、未来へ向かう希望を感じることができることでしょう。詳しい情報は公式HPをチェックして、ぜひこの素晴らしい機会をお見逃しなく!