青本雪平の新たな挑戦!『この配信は終了しました』の魅力に迫る
有望な作家として知られる青本雪平氏の新作ミステリー『この配信は終了しました』が、2025年5月21日に出版されます。カバーイラストを含む情報はすでに公開されており、すべての動画配信者たちに震えをもたらす作品として話題を呼んでいます。青本氏は「ぼくのすきなせんせい」で第3回大藪春彦新人賞を受賞後、2020年に発表した『人鳥クインテット』でデビュー。その後も『バールの正しい使い方』が第26回大藪春彦賞の候補作品に選ばれるなど、目が離せない作家です。
様々なジャンルの配信者たちを描く
『この配信は終了しました』は、ネット配信者たちを主人公にした連作ミステリーという新しい試みが注目です。物語は、正義系、暴露系、心霊系、救済系、考察系と、多様な配信スタイルを持つキャラクターたちを取り上げています。配信された後、彼らの真実や隠された素顔が明らかになっていく様子は、読者に緊張感と興味を持たせることでしょう。
特に気になるのは「心霊系」のエピソード。曰く付きの心霊スポットに集まる配信者たちが直面する恐怖の数々が、どのように描かれるのか楽しみです。
先行して無料公開された本文
気になる方には朗報です!発売に先駆けて、本日4月25日より『この配信は終了しました』の一部が双葉社の文芸総合サイトCOLORFULで無料公開されています。心霊系の配信者たちが集まる放置された洋館で起こる悲劇を描いた一章は、思わず背筋が凍るような内容です。
各話のあらすじに注目
「暴露系」の章では、兄弟で運営するチャンネルの千里が、記者の猩野に呼び出され、ライバルの暴露動画の裏側を探ることに。しかし、そこで兄弟が巻き込まれる罠が待ち受けているのです。
「心霊系」では、冴えない先輩後輩のカップルが心霊配信をスタートし、廃墟で奇跡のような現象を装って登録者数を伸ばします。しかし、待っていたのは恐ろしい悲劇でした。
有名な考察系配信者が生配信中に失踪し、遺体で発見されるという衝撃的な展開。「考察系」の配信者たちがその事件の真相を追究し、驚愕の真実が明かされます。
「救済系」では、樹海で見つかった遺体の近くに若者に人気のキャラクターのリュックがあったことがポイントに。配信者たちの過去がどのように絡んでくるのか、興味がつきません。
「正義系」の章では、配信者が現行犯逮捕するも自ら命を絶つという衝撃のクライマックス。彼の過去や、「正義」とは何かというテーマが深く掘り下げられます。
書籍概要
『この配信は終了しました』は、四六判で販売価格は1,870円(税込)。ISBNナンバーは978-4-575-24819-7です。
青本雪平氏の最新作、ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。ミステリーという新ジャンルの世界にあなたも足を踏み入れてみてください。