心豊かなスローライフを提案するターシャ・テューダーの新刊発表

ターシャ・テューダーの魅力に触れる新刊が登場

2025年3月7日、主婦と生活社より新刊『ターシャ・テューダーから季節の贈り物』が発売されます。この本は、アメリカの著名な絵本作家ターシャ・テューダーの心豊かなスローライフに焦点を当て、美しい写真とともにその魅力を伝えています。ターシャは自然と共存した生活を送り、シンプルでありながら豊かな暮らしを実現してきました。本書を通じて、彼女の「永遠の憧れ」の存在が改めて浮き彫りになります。

ターシャ・テューダーの生い立ち

ターシャ・テューダーは、1915年にボストンの名家に生まれました。両親の離婚やコネティカットへの移住といった波乱の人生を経て、22歳で結婚し、ニューハンプシャーにて農業と家庭を切り盛りしながら4人の子供を育てる母親としての人生が始まります。しかし、彼女の運命は43歳の時、夫が家を出た後に変わります。ターシャは、絵を描く仕事に専念し、家庭を支えるために懸命に働きます。このような時期は、彼女にとって非常に精力的で、家族のために全力を尽くす日々でした。

新たな始まりと庭作り

ターシャは子どもたちが独立した56歳の時、バーモント州へ移り住みます。彼女はゼロから新しい生活を始め、広大な庭を作り上げました。彼女のデザインする庭は、四季折々に変化し、美しさをもたらします。その庭は、ターシャ自身の芸術的表現の場であり、彼女の人生の集大成ともいえるものでした。

彼女の魅力と影響力

ターシャ・テューダーは、その独特なライフスタイルと価値観が、今なお多くの人々に影響を与えています。生命の美しさを感じ取り、何気ない日常の中にありますような喜びを見つけ出す力。それこそがターシャの魅力の根源です。彼女の作品は、やがて多くの人々にインスピレーションを与え、「スローライフ」への憧れを抱かせました。

本書のコンセプト

『ターシャ・テューダーから季節の贈り物』は、雑誌『私のカントリー』にて2016年から連載されていた「ターシャから季節の贈り物」を基にし、多くのエピソードが加筆されています。この本では、ターシャの生涯を通じて見つけた幸福感や、どんな困難に直面しても彼女が見出した喜びが描かれています。ターシャを知る著者、食野雅子さんが彼女の魅力を語り、ターシャの心に寄り添うような一冊となっています。

イベントのお知らせ

本書の発売を記念して、2025年4月19日・20日には横浜市の大さん橋ホールで「私のカントリーフェスタ」が開催されます。このイベントでは、書籍で使用された美しい写真の展示や、著者による講演が行われる予定です。また、ターシャの人生や作品に関する特別展示も計画されています。

ターシャ・テューダーから学ぶ

ターシャ・テューダーの生き方は、私たちにとって多くの教訓を与えてくれます。混沌とした時代だからこそ、彼女の持つ心豊かで自然体な生活様式は癒しとなり、安らぎを提供してくれるでしょう。この新刊を通じて、ターシャの温かい言葉とその哲学に触れながら日々の生活を振り返り、充実させる手助けとなることでしょう。たくさんの美しい写真と共に、ターシャの生活の豊かさをぜひお楽しみください。