新たな介護の手法を学ぶ『介護の大ピンチ解決します』が登場

介護の新たな地平を切り拓く一冊

2025年4月22日、株式会社KADOKAWAから待望の書籍『介護の大ピンチ解決します』が発売されます。この本は、親の介護を始めたばかりの人や、切羽詰まっている方、新しい技術を習得したい介護職の方々に向けて書かれています。

介護と仕事の両立支援

新たな「育児・介護休業法」の改正が2025年4月より施行され、介護と仕事の両立支援が強化されます。介護の必要な人口が2025年には730万人に達することが予想され、もはや介護は他人事ではなく、多くの家庭に関わりを持つ重要なテーマとなっています。そのため、この本が目指すのは、介護に関わる人々が少しでも「楽」になれる方法を提案することです。

限界を超えたデイサービス

「くろまめさん」として知られるデイサービスは、京都駅から1時間以上離れた田舎町に位置します。この施設は「予約の取れない介護施設」として広く知られ、年16回開催される介護教室はすぐに満席になる人気を誇ります。日本国内だけでなく、海外からも学びに訪れる熱心なフォロワーを持つ「くろまめさん」は、YouTubeチャンネルの登録者数が8.6万人、Instagramでは日本語版が11.4万人、英語版が6.8万人に上ります。

本書の内容

本書では、介護に携わるすべての人に役立つ方法やヒントを紹介するとともに、実際に「くろまめさん」で実践されている介護のメソッドも余すことなく公開しています。特に、以下のような問題を扱っています：

- 入退院後の機能低下や日常生活の支援方法
- 親子間のコミュニケーションの問題やその解消法
- 意欲の喪失に対するアプローチ
- 認知症ケアの具体例
- 男性介護者の役割と方策
- 独居老人の孤独をどう解消するか

この本は、親の介護初心者や介護が始まる予感を感じている方、新しい技術や心構えを学びたい介護職のスタッフにとって、役立つ情報源といえるでしょう。

著者・稲葉耕太氏の姿勢

著者の稲葉耕太氏は、介護の仕事に20年以上従事し、独自の考え方を持って介護に取り組んでいます。彼は、介護は決して苦しいものばかりではなく、笑い合いながら楽しむことができるとも言い切ります。そんな彼の思いや工夫が詰まった『介護の大ピンチ解決します』は、家族、本人、介護に関わるすべての人にとって「笑える介護」を実現する一助となることでしょう。