ファミチキで学ぶ！子どもたちの防災意識を高める取り組み

2025年9月26日、ファミリーマート本木東町店（東京都足立区）では、ファミリーマートと公益社団法人セーブ・ザ・チルドレンの共同企画、『ファミマこども食堂＋セーブ・ザ・チルドレン』が開催されました。今年も防災月間に合わせて、こども向けの防災ワークショップが行われ、地域の子どもたちが積極的に参加しました。

現在の防災教育の重要性

最近、増加する自然災害への備えが非常に重要視されていますが、家庭や学校では防災教育が不十分だと感じる保護者も多いようです。実際、ある調査によると、保護者の約40％が「子どもの防災意識が低い」と答えており、この問題に対する対策が急務となっています。特に、2024年の能登半島地震に関わる調査においては、子どもたちから「もっと備えが必要だ」との声も多く寄せられており、実践的な教育が求められています。

この特別なプログラムは、子どもたちの防災意識を高めるための「生きる力」を育むことを目的として行われました。

新聞紙で「お椀」を作る防災ワークショップ

イベントには、近隣に住むお子さまやその家族が参加しました。セーブ・ザ・チルドレンのスタッフとともに、大きな非常用持ち出し袋の中身を確認しながら、必要な道具について学びました。「これは何に使うの？」と疑問を持ちながら、一つひとつのアイテムに触れる体験は、非常に価値のあるものでした。

その後、今年のワークショップでは、過去に好評だった新聞紙を利用した「お椀」作りに挑戦。完成したお椀に盛り付けたのは、ファミリーマートの人気メニュー「ファミチキ」です。子どもたちは、自ら工夫し、災害時でも温かい食事を楽しむことができるという実践的な知識を学ぶ機会となりました。

お仕事体験と交流会の実施

ワークショップでの学びが終わると、次はファミリーマートのお仕事体験が待っています。子どもたちは緊張しながらもレジの前に立ち、「ピッ」というバーコードを読み取る音に歓声を上げていました。普段は見ることのできない店舗の裏側を探検したり、一生懸命に商品を補充する姿は、彼らにとって新鮮で貴重な体験となりました。

最後は、店舗のイートインスペースで親子で交流する時間を持ち、食事を共にしながら今日の体験を振り返りました。参加者全員が笑顔で和やかな時間を過ごし、共に学び合うことの大切さを実感しました。

参加者の声

セーブ・ザ・チルドレンのスタッフも、子どもたちが自ら考え、必要なものを選びその理由を発表する姿が、実地での学びにつながったと感じています。また、参加者の親たちからは、今後もこのようなワークショップに参加したいとの感想が多く寄せられています。「防災の知識が楽しみながら身につけられた」との声もあり、地域での連携の重要性が再認識されました。

ファミリーマートでは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」の理念のもと、地域の皆さまと共に、なくてはならない存在を目指していることを改めて感じさせられる行事となりました。