新国立劇場のトークセッション「こつこつプロジェクト」
新国立劇場は、2025年4月17日(木)に「演出家が語る“こつこつ つくる”!」というテーマのトークセッションを開催します。このイベントは、小川絵梨子芸術監督が導入した「こつこつプロジェクト」の一環として行われ、作品制作にかける演出家たちの熱い思いを聞くことができる絶好の機会です。
トークセッションには三人の著名な演出家が登壇します。まずは、西沢栄治が『あーぶくたった、にいたった』の演出を担当した経験を語ります。西沢は、ギリシャ演劇や歌舞伎などの古典から現代劇まで、幅広いジャンルで表現してきた演出家として知られています。
続いて、船岩祐太が2024年に上演予定の『テーバイ』に関して、その構成や演出の過程を振り返ります。船岩は古典戯曲を現代に蘇らせる創作に注力し、自身の演劇集団・砂地を立ち上げるなど、意欲的な活動を展開しています。
最後に登壇するのは、柳沼昭徳です。彼は2025年4月のこつこつプロジェクトStudio公演『夜の道づれ』の演出を担当します。柳沼は地域に密着した演劇制作を行い、作品のモチーフとして地域取材を行うなど、独自のスタイルで高く評価されています。
このトークセッションでは、それぞれの演出家が「こつこつプロジェクト」での創作プロセスを詳しく語り合います。一般的に日本の演劇制作では短期間での上演が多いため、一年間にわたるトライアンドエラーの過程を経て作品が生まれることは非常に興味深い観点です。
このような長期的な創作手法は、演出家や参加者の創作理解を深め、より豊かな作品の実現を目指すものです。新国立劇場では、演劇作品の品質を高めるために、演劇人との交流や連携を深めています。「こつこつプロジェクト」は、観客にも積極的に演劇を楽しんでもらうことを目的に、多くのイベントを展開しています。
イベント詳細
- - 日時: 2025年4月17日(木)18:30開演(75分程度)
- - 場所: 新国立劇場 小劇場
- - 料金: 無料・自由席(要予約、先着順)
- - 申込み期間: 2025年2月21日(金)12:00~4月16日(水)23:59
このトークセッションは、演劇に興味があるすべての人にとって貴重な機会です。演出家たちの創作における思いや苦労、そして何より、作品作りに対する情熱を直接聞くことができるのは必見です。新国立劇場の取り組みが、今後の演劇シーンにどのような影響を及ぼすのか、注目が高まります。