東野圭吾シアター開幕!
2025年5月、新たに登場する「東野圭吾シアター」が話題を呼んでいます。第一弾公演として、劇作家・演出家の成井豊が手がける舞台『祈りの幕が下りる時』が東京・サンシャイン劇場および大阪・サンケイホールブリーゼで上演されることが決定しました。この作品は、東野圭吾にとって10作目の人気シリーズとなる加賀恭一郎の物語を描いています。
本作は、原作者である東野圭吾の作品の中でも特に人気が高く、累計発行部数は1400万部を突破しています。物語は、加賀恭一郎が警察官としての人生を歩む中で、彼の母親が失踪した理由が明らかになるという内容で、シリーズの大きなクライマックスを迎えます。加賀の過去やその人間ドラマが絡むことで、深い感動を生む作品として仕上げられています。
舞台の魅力を引き出す演出
舞台化を手がける成井豊は、これまでにも『容疑者Xの献身』や『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など、数多くの東野作品を舞台化してきた実績があります。彼はこの作品に対し、原作への尊敬と愛情を持って忠実に脚本を進めています。緻密にスリリングな伏線が張られたこのミステリーを、どのように舞台上で生かしていくのか注目が集まります。
加賀恭一郎役を務めるのは、キャラメルボックスの多田直人。彼は以前に『容疑者Xの献身』での演技も評判で、本作でもその存在感が期待されています。同じく主演を務める小西詠斗は、警視庁捜査一課の刑事・松宮脩平役を演じることになり、これが彼にとって大きな挑戦となります。
キャスト陣の豪華さ
脇を固めるキャストも豪華です。原田樹里や文学座の石橋徹郎、柿喰う客の田中穂先、中嶋海央、キャラメルボックスの岡田さつき、そして関口秀美など、豪華な顔ぶれが揃い、それぞれの役割をしっかりと担って物語を盛り上げます。観客は新たな試みでありながらも熟練したパフォーマンスを享受できることでしょう。
公演詳細と今後の展開
『祈りの幕が下りる時』は、東京公演が2025年5月17日から25日まで、続いて大阪公演は5月31日から6月1日まで行われる予定です。東京公演は、土日は9000円、平日は8000円、そして大阪公演は9000円のS席と7500円のA席が用意されており、プレイガイドはチケットぴあやイープラスなどで販売されます。一般発売は、2025年3月29日からとなるので、ファンの方々は早めにチェックしておきましょう。
期待感の高まる舞台
成井豊は、「本作は謎解きが中心ですが、ハードな内容だからこそ照らし出される人間ドラマに感動することになるでしょう」と語っています。彼自身も原作を読み、深く感情を揺さぶられたとのこと。物語の展開に期待が高まる中、演じる俳優たちはその背負った重みを感じながら、観客にどのような感動を届けてくれるのか、非常に楽しみです。
ぜひ、劇場での感動的な体験をお見逃しなく!
公演概要
- - 原作: 東野圭吾『祈りの幕が下りる時』(講談社文庫)
- - 脚本・演出: 成井豊
- - 出演: 小西詠斗・多田直人・原田樹里・田中穂先・筒井俊作・岡田さつき・関口秀美・中嶋海央・石橋徹郎 ほか
- - 公演日程:
- 東京: 2025年5月17日(土)〜5月25日(日)
- 大阪: 2025年5月31日(土)〜6月1日(日)
- 東京公演: 土日 9,000円、平日 8,000円
- 大阪公演: S席 9,000円、A席 7,500円