次世代のライトノベルレーベル『ダンガン文庫』がBOOK☆WALKERにて、発売直後に日間1位を獲得しました。この偉業は、電子専売レーベルとしては前例がなく、業界内でも注目を集めています。レーベルの目標は『ライトノベルの歴史に風穴を空ける』こと。2015年1月31日にリリースされた新シリーズ『戦国涅槃1』は、著者の十文字青による作品で、イラストは増田幹生が手がけています。この新作は、戦国時代を舞台に、貧困からの成り上がりを目指す少年たちの物語です。
物語は、田畑を継ぐことが許されなかった者たちが、村を出て成り上がろうとする様子を描いています。特に主役の三郎は、自身の意思に従い、村から逃れようとする姿が印象的です。彼が出会う隻腕の老人・陰蔵の存在が彼の運命を大きく変えていくことになります。陰蔵は、三郎たちに『運命剣』と呼ばれる剣術を教え、その流れで山賊『修羅党』との関わりを持つことに。
この作品には、三郎以外にも多くの魅力的なキャラクターが登場します。特に、強い意志を持つ娘・キョウや背の高いモズとの関係性が、物語のダイナミズムを生み出しています。彼らの成長と運命の交錯が、読者の心を掴むことでしょう。
発売から数日後の2月5日には、週間ランキングでも12位に浮上し、先行きが楽しみな作品となっています。著者の十文字青は、2004年にデビューし、速筆で知られた作家です。代表作としては『灰と幻想のグリムガル』がありますが、彼の独特な文体には多くのファンがいます。
これからの『ダンガン文庫』の展開や、今後リリースされる作品にも大いに期待が寄せられています。新世代のライトノベルの風を吹き込むレーベルが、どのように進化し成長していくのか、目が離せません。すでに熱烈な支持を得ている『戦国涅槃1』の魅力に触れたくなる方々は、ぜひBOOK☆WALKERで確かめてみてください。これからの作品発表と、設定された目標に向かって進化していく『ダンガン文庫』に、今後も注目です。