シンガポールのZ世代恋愛詩人Regina Songが新EP『the gates』を発表し、セカンドアルバムも予約開始

Regina Songが新EP『the gates』をリリース

シンガポールの若手アーティスト、レジーナ・ソング（Regina Song）が、新作EP『the gates』をリリースしました。この新しい作品は、彼女が次の音楽の旅に出る前の最後の“哀しみへの抱擁”を象徴しています。

新EP『the gates』の内容

EPには、2025年に発表されたシングル「Fairy」「Love me again」「Before I leave」などの既存曲に加え、新たな曲「Midsummer Mansion」が収録されています。この新曲は、彼女の文学的な世界観を反映した架空の館を舞台に、遠距離恋愛を描いています。

この曲では、叶わなかった夢や希望が象徴的に閉じ込められた場所としての“真夏の館”が登場します。「I’ll see you next vacation if we even make it / till then I’ll be saying I miss you」という歌詞が示すように、愛する人との距離を感じつつも、その愛が儚くも強い形で心に留まっていることが表現されています。

EPのテーマと葛藤

『the gates』は、レジーナが“愛”という複雑な感情に向き合う姿を描写しています。彼女は、かつては恋愛を心底信じる“恋愛のファンガール”でしたが、時が経つにつれ、その自分が遠のいてしまったことに苦悩しています。周囲に対して明るい自分を演じようとする日々の中で、次第に本当の自分を見失うことになりました。しかし、内に秘めた純粋な愛は今も彼女の心の奥に息づいていると気づくのです。

セカンドアルバムの発表

さらに、レジーナは2026年初頭に予定しているセカンドアルバムのリリースも発表しました。『the gates』は、この新しいアルバムへの前触れのような存在となっています。彼女の音楽は、若者たちの等身大の感情を鮮やかに描き出すことから支持され、多くのファンを惹きつけています。

アーティストとしての成長

レジーナは21歳で、2024年にデビューアルバム『fangirl』をリリース。その独自のスタイルと造詣の深い歌詞で瞬く間にアジアを代表するアーティストの一人として注目されています。代表曲「the cutest pair」はSpotifyで5,300万回以上の再生を記録し、TikTokでは88,000本以上の動画で使用されるなど、国際的な人気を集めています。

2025年には初の東南アジアツアーを成功させ、全公演をソールドアウトにするなど、快進撃を続ける彼女。最近では、日本の音楽シーンにも登場し、各地でパフォーマンスを披露しています。