学校では教えてくれない「考える力」を高める一冊
2025年11月19日、株式会社大和書房から新たに『13歳からの概念思考』が刊行されます。この書は、10代の若者に向けて、一生役立つ「考える力」を育むための入門書となっています。
考える力の重要性
「考え方」とは、ただの技術ではなく、身の回りの問題を解決するための重要なスキルです。特に、思春期の10代にとって、自己理解や対人関係の形成において、この考える力は非常に大切です。著者の戸谷洋志氏は、日常的に使われる「概念」の理解を深めることで、若者たちが直面する悩みや感情を整理し、正確に伝えられる力を養うことができると説いています。
書籍の内容
この本では、概念を理解するためのさまざまな方法が紹介されています。第1章では「考えるって、どういうこと?」という問いから始まり、思考の根本を掘り下げていきます。著者は思考を「ジャンプ」に例え、多くの人が自然に行うことができるその行為を、さらに高く、より美しく行うための指導を行います。
第2章では「目に見えないものを考える」ことがテーマです。これは、私たちが普段気づかないような抽象的な概念について考える能力を高めることを目指します。これにより、日常的な悩みや社会問題に対しても、自分なりの意見を持てるようになるでしょう。
第3章では「概念思考の方法」について詳しく解説します。ここでは、哲学の視点を取り入れつつ、概念と直観の違いや思考の階層構造について学ぶことができます。さらに、この章では他者との共通点を見つけるための手法も紹介され、もやもやした感情を整理する手助けとなります。
最後の第4章では「概念思考の未来」に焦点を当て、概念思考が将来的にどのように役立つかを考察します。この章では、今後の社会で求められる思考力についての展望が示されます。
著者の経歴
戸谷洋志氏は、立命館大学大学院の准教授として哲学と倫理学を専門にしています。大学での学びや研究を通じて、若者たちに必要な思考スキルを教えることに情熱を注いでいます。戸谷氏は、さまざまな受賞歴を誇る著者であり、彼の哲学的視点からのアプローチは、多くの読者に新たな気づきを与えるでしょう。
まとめ
『13歳からの概念思考』は、学校ではなかなか教わらない「考える力」を育てるための一冊です。10代の若者が自分自身を深く理解し、社会でのコミュニケーションを円滑にするために欠かせない内容が詰まっています。この本を通じて、考える力を鍛え、自分の未来を切り拓いていく手助けとなることでしょう。若者たちには、この貴重な知識を是非手に取ってほしいものです。
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