ファミマ物流改革
2025-09-10 12:06:24

ファミリーマートが北陸地区で物流改革を実施、環境配慮と販売機会ロス削減へ

ファミリーマート、北陸地区での物流改革を発表



株式会社ファミリーマートは、2025年9月16日から北陸地区(富山県、石川県、福井県)において、物流配送体制の見直しを行うと発表しました。この取り組みは、環境問題への対応や店舗運営の最適化を目的としており、具体的にはおむすびや弁当などを配送する「定温便」を、これまでの1日3便から2便に変更するというものです。この変更により、CO2排出量の削減や食品ロスの低減が期待されています。

物流改革の背景と目的



近年、物流業界においては、ドライバー不足や燃料費の高騰、原材料費や人件費の上昇が顕著になっています。これにより、店舗への商品供給が厳しくなり、効率的な運営が求められるようになっています。ファミリーマートは、このような状況に対処するために、効率的な物流体制を構築し、加盟店の利益を確保しつつ、環境にも配慮した取り組みを行うことを決意しました。

新たな配送体制の概要



ファミリーマートの新体制では、約800品目に及ぶおむすび、寿司、弁当、パン、惣菜、デザートなどを対象に、対象地区での配送便数を1日2便に減らします。これにより、総走行距離は約150万kmも減少し、年間でのCO2排出量も約3割カットされる見込みです。また、配送コースの効率化と納品時間の見直しも図られる予定です。

加盟店への支援体制



物流体制の変更にあたっては、店舗ごとの販売ピークや新たな納品時間に合わせた発注を支援するために、専用の支援ツールを導入します。これにより、スーパーバイザーが丁寧にフォローすることで、店舗が円滑に新しい体制に移行できるよう支援します。

冷凍弁当の新発売



さらに、ファミリーマートでは新たに冷凍弁当の販売も開始します。2025年9月16日から北陸地区の約550店舗において、長期保存が可能な冷凍弁当を販売予定です。これにより、製造工場での作りたての状態から急速冷凍した製品を、注文後に温めて提供することで、店舗での食品ロス削減にもつながるとしています。

新商品ラインナップ


1. こだわりデミグラスソースのデミオムライス(価格462円・税込498円)
- ブイヨンとコンソメの風味豊かなケチャップライスに、赤ワインの香りが引き立つデミグラスソースをトッピング。

2. トマトの旨味あふれるナポリタン&海老ピラフ風(価格554円・税込598円)
- トマトの酸味が効いたナポリタンと、海老の風味豊かなピラフを楽しめる盛り合わせ。

3. 旨味たっぷり炒飯&唐揚げ(価格510円・税込550円)
- 香ばしい醤油の香り漂う炒飯と、味わい豊かな醤油唐揚げの組み合わせ。

社会への貢献



ファミリーマートは『あなたと、コンビに、ファミリーマート』の理念のもと、社会全体に対するインフラとしての役割を果たしつつ、持続可能なサプライチェーンの構築に取り組んでいく方針です。今後も、商品供給の安定や環境問題への対策を進める中で、消費者および加盟店の満足度向上を目指してまいります。


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