児童書の音声化
2025-01-16 14:31:29

日販とオトバンクが共同制作する児童書音声コンテンツの第一弾を発表

日販とオトバンクが児童書の音声コンテンツ制作を開始



日本出版販売株式会社(以下、日販)と株式会社オトバンクは、共同で児童書の音声コンテンツ制作に乗り出すことを発表しました。このプロジェクトでは、初めて「ようかいとりものちょう(岩崎書店)」のオーディオブック版をリリースし、2025年1月16日(木)からオトバンクが提供するオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」で楽しむことができます。

日販とオトバンクは共通の理念である「生涯読書」を掲げ、さまざまな世代の人々に読書の楽しさを伝えようと努めています。この取り組みを通じて、オーディオブックの選択肢を広げ、読書の普及と市場活性化を目指しています。

児童向けオーディオブックの必要性


2019年に制定された読書バリアフリー法により、オーディオブックを楽しむための環境整備が進んでいます。図書館でも、2024年6月からはオトバンクのオーディオブックが搭載されることが決まっており、児童向けコンテンツの普及が期待されています。しかし、現状では児童書のオーディオブックの選択肢はまだ限られています。

最近、オトバンクが実施した「育児中のオーディオブック利用調査」では、多くの育児中の方が寝かしつけの際にオーディオブックを利用していることがわかりました。参加者からは「寝る前に子どもと一緒に聴くのが楽しみ」といった声が寄せられ、オーディオブックが親子の読書時間を豊かにしていることが明らかとなりました。

新しい読書体験の提供


今回の事業では、児童書のコンテンツを充実させることで、親子で楽しめるオーディオブックの提供を実現します。子どもたちが初めて聴くオーディオブックとなり、音を通じて読書の楽しさを伝えることが目的です。音声コンテンツによって提供される新しい体験が、将来の読書習慣の育成に寄与することが期待されています。

次回以降も、小学校低学年向けの新たな児童書作品の制作が進められ、制作したコンテンツは図書館向けにも流通していく予定です。

「ようかいとりものちょう」配信概要


「ようかいとりものちょう」の配信は以下の通りです:
  • - 第1弾(1~4巻):2025年1月16日(木)配信
  • - 第2弾(5~8巻):2025年1月下旬予定
  • - 販売価格:各1,078円(税込)

さらに、お得な聴き放題サービス(月額プラン1,330円/年間プラン9,990円)でも視聴が可能です。詳細については、audiobook.jpの配信ページをご覧ください。

原作情報


  • - 作品タイトル:『ようかいとりものちょう』
  • - 著者:大崎 悌造
  • - イラスト:ありがひとし
  • - 出版社:岩崎書店

このプロジェクトでは、音声を通じて新たな楽しみと親子のコミュニケーションを促進すると共に、子どもたちの豊かな感性を育んでいくことを目指しています。日販とオトバンクの取り組みに、今後の展開に期待が高まります。


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