中尾憲太郎氏のシグニチャーモデル『Scrolls(スクロールス)ベースオデッセイ』が登場
ベーシストとして名高い中尾憲太郎氏が手掛けたシグニチャーモデル『Scrolls ベースオデッセイ』が、2026年5月16日に発売されることが決まりました。これは、アメリカのエフェクターブランド、EarthQuaker Devices(EQD)が開発したベースギター用プリアンプの新製品です。
このモデルの開発は2017年からスタートし、中尾氏が理想とする音を形にするための取り組みが続けられました。しかし、当初は日米間の距離の壁やコミュニケーションの難しさから、思うようにプロジェクトは進展しなかったのです。しかし、2024年に中尾氏は自信の経験と知識をもとに、開発を再スタートする決意を固めました。彼はEQD CEOのジェイミー・スティルマンと共に、理想のサウンドの追求を本格的に開始し、最終的には単なるマルチエフェクターではなく、EQとオーバードライブの2セクションに特化したシンプルながらも効果的なデザインに落ち着くことになりました。
製品の特徴
『Scrolls ベースオデッセイ』は、特にそのEQセクションに特徴があります。ノブが12時の位置でフラットとなり、20Hzから10kHzまでの広範囲を細やかに調整可能なパラメトリックイコライザーを搭載しています。これにより、各ベーシストが持つスタイルや好みに応じた音作りが可能になります。
さらに、オーバードライブセクションもEQDの優れた技術によって実現されており、豊かで表情多彩な歪みを提供します。この高品位なDIアウトは、ライブパフォーマンスやスタジオ録音の両方で即戦力となる音質を実現しています。洗練されたシンプルさを持ちながらも、深い音作りの可能性を秘めているため、あらゆるベーシストに適した製品と言えるでしょう。
中尾憲太郎氏の音楽キャリア
中尾憲太郎氏は1974年に福岡県で生まれ、1999年にロックバンド・ナンバーガールでメジャーデビューを果たしました。解散後は、さまざまなバンドやプロジェクトに参加し、その質実剛健なプレイスタイルやエフェクティブなアプローチで多くのファンに支持されてきました。近年はセッション・ミュージシャンとしての活動も盛んで、即興性の高いプロジェクトに参加するなど、さまざまな音楽表現を追求し続けています。
また、2016年からはEQDのアンバサダーとしても活躍。製品のデモンストレーションやセミナーを通じて、日本の音楽シーンに新しい風を吹き込んでいます。彼の活動は、ただの音楽家に留まらず、プロデューサーやコンテンツクリエイターとしても多岐にわたり、魅力的な音楽体験を提供しています。
新たに登場する『Scrolls ベースオデッセイ』は、中尾氏の音楽に対する思いが込められた製品であり、ベースプリアンプの新たなスタンダードとして期待が寄せられています。時代を超えた音楽表現を求めるベーシストにとって、必見のアイテムになることでしょう。